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今月の樹木 2021年7月 アオギリ(青桐)

 菅さん提供


アオギリ (青桐 落葉高木 アオイ科) 

                                  花期7月 果期10月                              

アオギリの名はキリのような大きな葉を持ち、樹皮が緑色をしていることで名づけられたもので、
幹の緑が美しいことから公園樹にも利用され、さわやかな印象もあることから夏の季語にもなって
いるようです。
 樹皮の緑色は葉緑素によるもので幹でも光合成ができると言われており、そのためか成長が速く、
数年で仰ぎ見るほどの高さになります。
 人の顔よりも大きくなる葉に比べると花の径は1cmほどと小さく目立ちませんが、多くが寄り
集まって付くので蕾の時期から開花にかけては樹木の全体が黄色く覆われたように見えます。
 雌雄同種の樹木ですが、花の一つひとつは雌雄に分かれた雌雄異花という形態を持ちます。どち
らの花にも花弁はなく、一見花弁のように見えるものは萼だそうです。
 雌花にある子房は雌しべの基部に付くのが一般的ですが、この花では雌しべの中間あたりに付き、
受粉後まもなくにはニンニクの玉のような形になります。成長過程の初期には指をすぼめて指先を
くっつけたような形になり、さらに成長すると先端が分離して大きく広がり、青唐辛子のように見
える袋果(たいか)となります。この中には6~7mmの種子が数個入っていて、種子の成熟前に裂開するよ
うです。
 成熟前に裂開する理由はよくわかりませんが、袋果も緑色で葉脈のようなものもあるので光合成
ができ、裂開して表面積を広げて光合成の効率を上げ、種子の成長を早めるためではないかと考え
てみましたが素人考えの域を出ません。
 裂開したものはくぼみのある小舟のような形で縁には種子がくっついています。種子は熟すと茶
色くなり、小舟に乗ったような状態で風で散布されるようです。
 アオイ科の植物ではカカオが有名ですが、アオギリの実も食べられるそうです。試しに生のまま
食べてみるとカカオの味がするようなしないような…。食べるには小さすぎて皮を剥く手間を考え
ると、好んで食べようというほどのものではありません。






 

2021年07月18日(日) 例会 活動報告 薪づくり、下草刈、桜谷の石積み

 参加者 12名

 今日の作業は

 薪づくり関係(薪割り2名、薪の束ね2名、薪の運搬1名)

 下草刈り(2名)

 桜谷に石積み(3名)

 その他(伐採した松で堰板づくり他2名)

 梅雨明けが近いのか雷と豪雨が続きます。山の土砂の流失が心配で、活動日に実に行って頂きました。「出会いの妙桜」手前の階段付近で雨水を横に流すために築いた箇所が一番心配でしたが、どうにか無事に持ちこたえたようです。

 「出会いの妙桜」(中央の大きな樹です。白い樹木銘板が判りますか)の手前に石を積んで堰を作っています。ここから下が一番土砂が流れるところです。
ネットの中はネザサが繁茂しています。外は全部鹿に食べられています。
ネットの中はこのような状態です。下刈り作業は必要ですね。
下草刈りを実施したら、鳥の巣が見つかりました。無事巣立ちをしたのでしょうか。
 枯れた赤松を伐採した木を板にして、「出会いの妙桜」のウッドデッキに上る土砂を止めたいと思います。(製材中)
判りますか?オタマジャクシ(モリアオガエル)今日も無事です。なぜか池にカナブンが沢山落ちてもがいています?オタマジャクシもこれから天敵と戦う場面に遭遇するでしょう。頑張って生き抜いて欲しいです!



2021年7月11日(日) 臨時作業

 参加者 13名

 梅雨の真っただ中唯一の晴れまで活動が出来ました。急がれる作業が溜まったままです。

取敢えず順にしないとという事で、①薪割り作業(丸太を玉切りして団栗小舎の前に積んでいます。早く割って乾燥小屋に収納しないと腐りが入る可能性が有ります。)②桜谷の雨水による土の抉れを防止する為の石積み。③下草刈り

 この3点を中心に活動を実施

薪割り機2台フル回転で作業は進みましたが、まだ残りが有ります。


薪割りを少し細くとの要望もあります。束ねの中に細割も混ぜてスムースに束にが出来利用に「キンクラ」を買いました。皆さん是非見て下さい。

桜谷の雨水の制御は石を堰のように積んで、水を勢いよく流さない(土は流さない)目的で数カ所出会いの妙桜まで下記の通り作ってきております。以前の作ったものを見ますと効果が出てきていると思われる様子が伺えました。引き続き堰を作り「出会いの妙桜」の手前では、実時の流れを左に振って、根元に濁流を直接行かないように階段またいで左に振りました。 

階段を横切る様子。


 ブナの大木の横に借りに池を掘って「モリアオガエル」が卵を産みに来るか見ています。2年連続で卵を産みオタマジャクシが羽化しましたので来年は本格的に取り組みたいです。






2021年6月26日(土) 臨時 「北摂里山大学」の見学を案内

 参加者 34名(会員 4名、一般 30名)

 当日のスケジュールは下記の通りで、当クラブ担当は黄色の枠内です。


予定時間どおりケーブルを降りてふれあい広場へ向かって上がってきています。
挨拶終了後早速サクラの谷について説明。
昼食が遅れましたが団栗小舎で昼食

2021年6月25日 臨時(竹中工務店研修会受入れ)

 参加者 34名(会員 7名、一般27名)

 私たちの活動の様子を実際に見て頂き参考にして頂いております。活動地の「妙見の森」の中を遊歩道に沿って、薪炭林の森を炭窯跡や森林整備をせずに放置するとどのように森の様子が変わるかを知って頂くために敢えてそのまま放置した地区を通り、谷底の桜谷(エドヒガン群生地)でこの谷で一番大きなエドヒガン「出会いの妙桜」(市民募集により命名)に降りてこの地質について説明(超丹波帯)。この付近は昨年大雨で土壌が流されこのエドヒガンの根元あたりは大きく抉られ、大変な惨状でした。どうにか応急的に埋め戻し、今年の花見は出来ましたが、5月中旬過ぎからの強い梅雨(豪雨)によりまた少しずつ抉られています。このような状態を見学して頂き、モミジの群生地から2019年3月に植樹した地を通り、ウリハダカエデの説明をしながら団栗小舎へ。

 団栗小舎でコーヒーを飲みながら休憩をほんの少し、後はPowerPointで説明不足の部分を補足させて頂き質問を受けました。

活動に上る際私たちの旗をケーブル駅の前に掲載します。活動で山上へ上がる場合は掲載し、活動を終了し時に取り込みます。しかし長年掲載され旗の下の板看板の文字がかすれてきましたので、作り直しをして頂きました。

 

一行が予定通りの到着です。ふれあい広場まで迎えに行きました。


炭窯跡の前にあるコナラ・クヌギの混交林です。今台場クヌギで説明です。

林床に日光がちらちら当たり、林床は日光に恵まれているはずですが、草はほとんどありません。(日光は東から西に動き林床全体を照らします。)


炭窯跡を見学して、「出会いの妙桜」ここでは草はイワヒメワラビ、マツカゼソウ、ニシノホンモンジスゲなど鹿が食さない植物のみ生えています。

この後カメラのSDメモリーが外れたのか画像が残っていませんでした。


今月の樹木 2021年6月 ヤマグワ

 

菅さん提供



ヤマグワ (山桑 落葉中高木 雌雄異株または同種 クワ科) 

                                     花期4月 果期6月                              

6月半ばのこと、山頂にあるお寺に続く山道を通りかかると、地面に黒いものがいくつも点々と落ちて
いるのに気づきました。時節柄、間近で見なくてもそれが桑の実であることはすぐわかりました。見上げ
るとヤマグワの枝のあちらこちらに赤い実や黒い実が鈴なりに生っています。
 一つをつまんで口に入れると、子供のころに黒く熟して甘くなった桑の実をおやつ代わりに食べた昔懐
かしい味とともに、黒く染まった舌を兄弟姉妹で見せ合った記憶がよみがえってきました。

桑の葉は蚕(かいこ)蛾(が)の幼虫の餌であり、幼虫が作る繭から生糸を採る養蚕業は、かつて日本の主要産業でしたが、今では世界遺産となった富岡製糸場で生糸の取り出しが行われていたことや、同じく世界遺産の岐阜県白川郷の合掌造りの家屋で蚕を飼っていたことなどが時々話題に上る程度で、蚕が桑の葉を食べている様子も、明治時代に養蚕業奨励を目的に皇居内で蚕の飼育が始められ、歴代の皇后に受け繋がれている。

蚕に桑の葉を与える御給(ごきゅう)桑(そう)と呼ばれる行事が映像で紹介される中で目にするくらいです。
 夕焼け小焼けの赤とんぼの歌いだしで始まる童謡の「赤とんぼ」では、山の畑の桑の実を小篭に摘んだ
はまぼろしかとありますが、桑畑も本当にまぼろしとなってしまい、小学校の時に習った地図上の桑畑を
表す記号も今では廃止になっているようです。
 ヤマグワの実はラズベリーやブラックベリーを思わせる色と形をしていて、雌しべの名残の長い花柱が
実が熟しても残っている様子はいかにも野性的な感じで、見ようによっては毛虫がぶら下がっているよう
に見えます。それに対して、主に畑で栽培されていたマグワは、実が熟すと花柱はほとんど残らず、大き
さも倍ほど大きくなります。
 養蚕業が衰退した今日では、桑の木は忘れられた存在かというとさにあらず、実に含まれるビタミンや
ミネラルの豊富さから食品としての価値が見直されていて、マルベリーという名で苗やドライフルーツが
流通しています。
 もっとも、昔の人は実はもちろんのこと、葉や枝、根に至るまで桑の効用を熟知していて、今でも漢方
薬として利用され、中でも葉を乾燥させた桑茶はよく知られています。
 桑のお茶と言えば昔、蚕の糞をお茶にした虫糞茶なるものを映像で見たことがありますが、蚕も繭だけ
でなく、糞まで利用しつくされるとは思ってもみなかったことでしょうね。





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