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2022年10月27日木曜日

今月の樹木 2022年10月 

 菅さん提供


ヤブムラサキ (藪紫 落葉低木 シソ科) 

                    花期56月 果期1011

 Callicarpa japonica(カリカルパジャポニカ)とは日本の美しい果実と云う意味を持つムラサキシキブにつけられた学名で、美しい紫色の実をつけることから庭園木としても利用される広く知られた樹木です。同じようにCallicarpa mollisの学名を冠したヤブムラサキは今一つ人気も知名度もムラサキシキブに比べて低いようです。

  通説では、美しい実を平安時代の才女、紫式部に例えたとされるムラサシキブに比べてヤブムラサキの名の由来は諸説紛々で、藪の中に多く見られるとか、枝や葉がよく茂って藪のようになるとか、枝先や萼に毛が多くて粗野な感じがするなどと言われていますが、花も実もムラサキシキブに勝るとも劣らない美しさがあるように感じます。藪蛇、藪医者など負のイメージがある藪の名を冠せられたせいで、ヤブムラサキはムラサキシキブよりも見下げられた目で見られているように思います。ムラサキシキブより実の数が少ないと解説したものもありますがそのようなことはなく、さらに言えば藪の中に多く見られるというのも眉唾もので、ムラサキシキブもヤブムラサキ同様に藪の中ではよく目にします。実の大きさもヤブムラサキの方がかなり大きめです。

学名にあるmollisは「軟毛のある」を意味していて、この樹木の特徴をよく表していますが、それはいかにも毛が生えているという粗野な感じでは全くなく、細かい羽毛に覆われているという表現がピッタリで、葉に触れてみるとふわふわとした感触が伝わってきて、ムラサキシキブのごわごわした葉とは対照的な印象です。萼にも軟毛が密生していて花期には羽毛のショールをまとったような可愛い花が観察できます。紫式部の花と実は葉の上に現れますが、ヤブムラサキでは葉の下に隠れるように付きます。 

 秋の山歩きでちょっとシャイなこの樹木に出会ったなら、葉の感触を楽しんで美しい紫の実を愛でてあげましょう。




 

2022年10月24日月曜日

2022年10月18日(火)臨時 小学生の「里山体験学習」

 参加者 59名(会員9名、児童45名、教師4名、教育委員会1名)

 清和台小学校の「里山体験学習」を実施しました。午前中4班に分かれて散策実施です。午後からは班毎に順番に木工クラフトを実施しました。


予定通り小学生が上がってきました。いよいよスタートです。


水の堀場で一旦集合です。

開会式で子供達から挨拶を受けました。

散策開始です。4班の分かれて順次出発します。
散策をしている間に残りで、午後からの木工準備です。


明るい薪炭林の林を抜けて降りると炭窯跡に着きます。

炭窯跡での説明です。

この明るい薪炭林の森を心に止めてもらって、次が放置林の一角に到着します。(わざと整理しないでそのまま放置しました。)今まで通り抜けた森と放置された森のを比較してもらうためにしています。

昔の人はどのようにして里山を利用してきたかを知っていもらったと思います。

オッとこれは何を作っている?私達には想像が出来ません。先生に聞くと今はやりのアニメ?らしいです。しかし、一人に20個以上団栗を使われるとこの後400人もの学童が待っています。8,000個のどんぐりなんてとても供給できません。次回から最初に個数制限したいと思います。



思い思いの作品に取り組んでいますね。

午後からのクラフトづくりも終わりいよいよお別れです。


2022年10月16日日曜日

2022年10月16日(日)例会 

 参加者 11名

 今日の作業

 オオムラサキの飼育ゲート仕上げ

 桜谷土砂崩れ防止

 端材収納場所の整理(終わりました) 端材の小割&袋詰め

 センサーカメラに鹿調査中の看板取り付け

今日朝一の打ち合わせ後、暫くさぼっていました作業前のラジオ体操から


裾じまいから

裾じまいが済んで金網を鹿などの獣対策で下に貼り付けています。

端材をこの場所に突っ込んでいましたが、消防署の立ち入り検査を受けるためにすっきり整理してこの場所には立ち入らないようにします。ご協力ください。

上記場所から取り出した端材をさらに割って袋詰めしています。

こちらも同様に少し大きな端材を処理しています。

少し長い端材はこちらで半分にして袋詰めです。

前回の臨時活動で取り付けたセンサーカメラに看板を付けました。「鹿調査中」

そのカメラは植樹した全体を見るためにセットしたカメラですが、この中にここのディフェンスに3ヶ所セットしています。

イロハモミジの臨床ですが、下草は全然生えていません。(シカの食害)このような状態になるとどうなるか考えて下さい。
①雨水が直接地面に当たる。
②雨水はそのまま流れるだけではありません。いろんな種も一緒に流して今います。
③このような斜面に防風ネットを張るとどうなるかこれからテストをしたいと考えています。
















 

2022年10月14日金曜日

2022年10月10日(月・祝) 臨時活動

 参加者 4名

 作業が遅れているオオムラサキの飼育ゲージの続きです。骨組みは既に出来上がっていますが、それに被せるネットを張る作業です。長さ13ⅿの両脇に長さ5ⅿを付ける作業からです。(長さ13ⅿと5ⅿの幅を4ⅿにするために2枚縫い合わせは済んでいます。)


 縫い終わったネットを高さ4ⅿに被せる作業も大変で、紐に括り引っ張り上げました。

 



どうにか被せましたが、四方の縫い合わせはまだなので、梯子の登って上から縫いました。


2022年10月3日月曜日

2022年10月02日(日) 例会

 参加者 11名

 作業が多くたまってきています。といっても一つづつ片づけて行かないとなりません。

1)オオムラサキの飼育ゲージが途中で止まっています。(今日はネット(幅2ⅿを縫い合わせて幅4ⅿで長さ13.5ⅿを作りたい。)

2)18日の小学生の「里山体験学習」第2回目で前回の開催(しばらく中断していたので要領が少し忘れかけたか)での反省会をして、諸道具類を取り揃えることにした。

3)薪関係(束づくり、木っ端の整理をして片づける、)

4)桜谷の修復点検

5)

  オオムラサキの飼育ゲージをこのブルーのネットで覆います。ナットの幅は2ⅿで長さ    50ⅿで買っています。

 オオムラサクの飼育ゲージは、単管で高さ4ⅿ、幅4ⅿ、長さ5ⅿで既に組み終えています。また、前回の例会で4ⅿで長さ5ⅿ2枚が出来ており、これらを縫い合わせる必要があり次回例会で完成するか。


ブルーの点線部分出来上がり。赤枠で囲んだ部分が次回で完成させる。

単管で組み終えたゲージ。中の植栽はエノキを5本植えましたが2本は完全に活着していますが、3本はダメのようです。(最初から5本全部根付くとは思っていませんが、少し分が悪かったか?しかしもう1本この冬に移し替える苗木を用意しています。3本あれば大丈夫です。幼虫はこの冬に越冬中を手当てします。)


おまけ!
この馬は吉川八幡神社の神馬です。ケーブル駅からバスが時間が大分空くため歩きましたら途中で巫女さんが引く神馬に会い撮して頂きました。





入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...