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2021年7月27日火曜日

今月の樹木 2021年7月 アオギリ(青桐)

 菅さん提供


アオギリ (青桐 落葉高木 アオイ科) 

                                  花期7月 果期10月                              

アオギリの名はキリのような大きな葉を持ち、樹皮が緑色をしていることで名づけられたもので、
幹の緑が美しいことから公園樹にも利用され、さわやかな印象もあることから夏の季語にもなって
いるようです。
 樹皮の緑色は葉緑素によるもので幹でも光合成ができると言われており、そのためか成長が速く、
数年で仰ぎ見るほどの高さになります。
 人の顔よりも大きくなる葉に比べると花の径は1cmほどと小さく目立ちませんが、多くが寄り
集まって付くので蕾の時期から開花にかけては樹木の全体が黄色く覆われたように見えます。
 雌雄同種の樹木ですが、花の一つひとつは雌雄に分かれた雌雄異花という形態を持ちます。どち
らの花にも花弁はなく、一見花弁のように見えるものは萼だそうです。
 雌花にある子房は雌しべの基部に付くのが一般的ですが、この花では雌しべの中間あたりに付き、
受粉後まもなくにはニンニクの玉のような形になります。成長過程の初期には指をすぼめて指先を
くっつけたような形になり、さらに成長すると先端が分離して大きく広がり、青唐辛子のように見
える袋果(たいか)となります。この中には6~7mmの種子が数個入っていて、種子の成熟前に裂開するよ
うです。
 成熟前に裂開する理由はよくわかりませんが、袋果も緑色で葉脈のようなものもあるので光合成
ができ、裂開して表面積を広げて光合成の効率を上げ、種子の成長を早めるためではないかと考え
てみましたが素人考えの域を出ません。
 裂開したものはくぼみのある小舟のような形で縁には種子がくっついています。種子は熟すと茶
色くなり、小舟に乗ったような状態で風で散布されるようです。
 アオイ科の植物ではカカオが有名ですが、アオギリの実も食べられるそうです。試しに生のまま
食べてみるとカカオの味がするようなしないような…。食べるには小さすぎて皮を剥く手間を考え
ると、好んで食べようというほどのものではありません。






 

2021年7月19日月曜日

2021年07月18日(日) 例会 活動報告 薪づくり、下草刈、桜谷の石積み

 参加者 12名

 今日の作業は

 薪づくり関係(薪割り2名、薪の束ね2名、薪の運搬1名)

 下草刈り(2名)

 桜谷に石積み(3名)

 その他(伐採した松で堰板づくり他2名)

 梅雨明けが近いのか雷と豪雨が続きます。山の土砂の流失が心配で、活動日に実に行って頂きました。「出会いの妙桜」手前の階段付近で雨水を横に流すために築いた箇所が一番心配でしたが、どうにか無事に持ちこたえたようです。

 「出会いの妙桜」(中央の大きな樹です。白い樹木銘板が判りますか)の手前に石を積んで堰を作っています。ここから下が一番土砂が流れるところです。
ネットの中はネザサが繁茂しています。外は全部鹿に食べられています。
ネットの中はこのような状態です。下刈り作業は必要ですね。
下草刈りを実施したら、鳥の巣が見つかりました。無事巣立ちをしたのでしょうか。
 枯れた赤松を伐採した木を板にして、「出会いの妙桜」のウッドデッキに上る土砂を止めたいと思います。(製材中)
判りますか?オタマジャクシ(モリアオガエル)今日も無事です。なぜか池にカナブンが沢山落ちてもがいています?オタマジャクシもこれから天敵と戦う場面に遭遇するでしょう。頑張って生き抜いて欲しいです!



2021年7月12日月曜日

2021年7月11日(日) 臨時作業

 参加者 13名

 梅雨の真っただ中唯一の晴れまで活動が出来ました。急がれる作業が溜まったままです。

取敢えず順にしないとという事で、①薪割り作業(丸太を玉切りして団栗小舎の前に積んでいます。早く割って乾燥小屋に収納しないと腐りが入る可能性が有ります。)②桜谷の雨水による土の抉れを防止する為の石積み。③下草刈り

 この3点を中心に活動を実施

薪割り機2台フル回転で作業は進みましたが、まだ残りが有ります。


薪割りを少し細くとの要望もあります。束ねの中に細割も混ぜてスムースに束にが出来利用に「キンクラ」を買いました。皆さん是非見て下さい。

桜谷の雨水の制御は石を堰のように積んで、水を勢いよく流さない(土は流さない)目的で数カ所出会いの妙桜まで下記の通り作ってきております。以前の作ったものを見ますと効果が出てきていると思われる様子が伺えました。引き続き堰を作り「出会いの妙桜」の手前では、実時の流れを左に振って、根元に濁流を直接行かないように階段またいで左に振りました。 

階段を横切る様子。


 ブナの大木の横に借りに池を掘って「モリアオガエル」が卵を産みに来るか見ています。2年連続で卵を産みオタマジャクシが羽化しましたので来年は本格的に取り組みたいです。






入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...