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2023年7月29日土曜日

今月の樹木 2023年7月 イブキジャコウソウ

提供 菅さん



イブキジャコウソウ(伊吹麝香草 常緑小低木 シソ科)                         

       花期68月 果期910 

 イブキジャコウソウの分布を調べてみると、北海道から九州まで日本各地に見られるようで、日当たりの良い所なら岩場でも生育できることからイワジャコウソウとも言われます。どこにでもありそうですが比較的冷涼な環境を好む植物で高山植物扱いされることもあり、標高の低い妙見山の中腹の一角で見られるものは、元をただせば植栽の可能性が高いように思われます。 

 イブキジャコウソウの名の由来は、標高が1400m近い高山植物の宝庫と言われる伊吹山に多く自生することから名づけられたそうです。 

 名前に草と付けられているのはその見た目によるもので、樹高はせいぜい10cm前後で、葉の大きさは長さ5~10mm、幅3~6mmで程の大きさで、細い茎が地表を這う様子は正に草としか思えません。花も小さく、さし渡し5mmほどで、シソ科に多く見られる筒状になった花の先が上下に分かれて唇のような形に見える、いわゆる唇弁花と言われるものです。 

 イブキジャコウソウの名を聞いて、漢方に通じている方なら甘い香りの生薬のが頭に浮かぶのではないかと思いますが、イブキジャコウソウの枝葉には麝香に似た香りがあることも名の由来の一つになっているようです。爽やかな香りを楽しむには葉や茎を千切ることなく、まとまって生えている所を手のひらでなでるようにしてから手に着いた香りを嗅ぐようにします。 

 ちなみに、麝香は主に東アジアから南アジアにかけての国々に生息しているといわれるジャコウジカの雄の腹部にある分泌腺から得られる分泌物を乾燥した香料だそうで、高級な香水の原料にも使用されているようです。 料理やハーブティーに使われ、数百種もあるといわれるタイムの仲間もシソ科でイブキジャコウソウ属に分類されていて、イブキジャコウソウは唯一国内に自生するタイムということになります。 

 イブキジャコウソウは見た目に似ず、強健で乾燥にも強く、放任状態でも育つことからグランドカバーにも用いられるようです。増えすぎたらちょっと刈り取って料理などに使うのもよいかもしれません。 

 この丈夫なイブキジャコウソウでも鹿の食害には耐えられず、伊吹山でも他の貴重な植物と合わせて食害対策が施されている映像を最近目にしました。妙見山でも近年著しくその数が減ってきているのも鹿の食害によるものと思われます。







2023年7月28日金曜日

2023年7月 活動実績

 

2023年7月活動実績 
入道雲とひまわり
7月 2日(日)例会 参加者 13名        
7月16日(日)例会 参加者 11名 
7月21日(金)臨時 参加者 14名(会員8名、一般1名、TV局5名)
           鹿防止ネット張り他
7月23日(日)例会 参加者  7名

2023年7月24日月曜日

2023年7月23日 活動報告

参加者数 7名

 前回のネット張りの残りはありますが、今回は薪割り関係と能勢電鉄さんから依頼されたキーホルダー作りを実施。


 薪割りは山から運び込んだ丸太を薪の長さに玉切りしてから、薪割り機で割っていきますがこの作業は梅雨入りまでにしたい作業で、大幅に遅れています。


割れれ丸太は乾燥小屋に運び込みます。

 乾燥小屋では作成日を記入し、その日にちごとに管理しています。

 能勢電車さんの依頼で、のせでんハイキングの参加者に配布予定のキーホルダーを作りました。大方完成です。

モリアオガエルのチェック!現在オタマジャクシに手足が生えてきました。餌をやると飛びついてくる感じです。あとはオオムラサキの飼育ケージですが、残念ですが幼虫が全部消えて今いました。( 天敵に食べられたか?しかしネットの中ですからクモか蟻ですね。殺虫剤なしで守る工夫が必要です。)エノキの苗木も一緒に実生からポットに入れて育てていますが。今週と来週はお天気続きで、水やりをしないとダメでしょうね。)





 

2023年7月22日土曜日

2023年7月21日 臨時

 参加者 14名(会員8名、一般1名、TV局5名)

 今日は臨時作業でサンTVの録画撮りです。録画は午後からですから午前中に鹿ネット張りを終えたいと朝から集合しました。

 果たして全部張り終える事が出来るかな?(とても無理と思えます。やり残しが次回へ送りました。)


 今回の鹿ネットは植樹などしてネットを張るのではなく、裸地状態になっている地表を鹿の食害から守り本来の植生に戻し、大雨の際には雨水の流れをセイブして濁流を防ごうとしています。現在は得ている植物は鹿の食べない(不嗜好性)植物で。マツカゼソウ、イワヒメワラビ、ニシノモンジスゲの3種類で他の植物は確認されていません。

 資材の運び込み


 前回の例会でネットを張る位置にテープを張ってあります。その位置に杭を打ち込みネットを渡していきます。



 TVの放映用の録画はこのネット張りの続きから実際に仕事をしながら撮りました。(ネット張り、薪割り、シイタケの榾木の本伏せ、その他薪の乾燥小屋&モリアオガエルの池など)

 しかし鹿が増えているのでしょうか、帰り偶然昼間なのに鹿に出会いました。



 サンTVの録画撮りを終えました。放映は2023年8月6日朝7:30からです。しまった!見逃したと思っても安心下記のURLへクリックして下さい。YouTubeでご覧いただけます。

リポーター:露の紫

今回のテーマは「みんなでひょうごの森を守ろう!」。リポーターは落語家の露の紫さん。森林保全活動をボランティアで行っている「川西里山クラブ」と「ひょうご森のインストラクター会」を取材します。実際に活動の現場を訪ね、活動の参加者に森への思いや人が森を管理する大切さを伺います。 【制作著作】サンテレビ

https://www.youtube.com/watch?v=2BKgtMfA6Mw





2023年7月17日月曜日

2023年 7月16日 例会 

 参加者 11名

  今日の作業

  鹿防止ネット張り(7月21日(金))の予定地に線引き

  薪割り

  キーホルダー作り

鹿ネット第一予定地

第2予定地

第三予定地


第三予定地










75、第一ネット張り予定地

 

76,77第二ネット張り予定地

 

7879 第三ネット張り予定地

 

85薪の積み上げ、

 

86 薪割

 

87 キーホルダーつくり

















2023年7月3日月曜日

2023年7月2日(日)例会 

 参加者 13名

 

  今年の梅雨も線状降水帯が現れ梅雨らしい雨はなさそうです。今日はその晴間で遅れている作業を中心に頑張りました。

1)薪割り作業(伐採現場には少し伐採木が残っているようです。)

2)シイタケの榾木の本伏せ

3)すでに乾燥した薪を括って、新割りの薪を搬入

4)その他(キーホルダーの切り出し、モリアオガエル、オオムラサキ)


 薪の長さに玉切りしてある丸太を次々割っています。下の画像の他大きな丸太はテントの中にある大型の薪割り機で割っています。



榾木を仮伏せしていますが、切り口に菌糸紋(通称:菌紋)と言う白い模様が浮き出ており少し作業が遅れています。

菌糸紋(小口(丸太の切り口に白く菌糸が現れている。)

榾木置き場もきれいに整理して、新しい榾木を置けるようにしています。

薪を規格の寸法で切った端材を細かく割って、コロ薪を作っています。

乾燥した薪の束ね

池の中にはオタマジャクシ(判りますか?数匹浮いてきています。)森の中の蛙です。


カエルの卵は木の上です。卵塊(らんかい)がぶら下がっています。

コクワガタの雌かな?

第2乾燥小屋

第3乾燥小屋

第1乾燥小屋(大方空になっています。そこに割りたての薪を運び込んでいます。)



山上で咲いているあじさいです。一段とブルーの色がさえて奇麗です。

ケーブル山上駅では大きな器にあじさいの花をデザインされたように投げ込まれたのが飾ってあります。(紅葉の若葉もきれいですね)


入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...