令和6年(2024年)
川西里山クラブの目指すもの 豊かな川西の森の再生を通じて「市民と森との共生」を目指します。 活動指針 ①森林などの自然環境の維持・保全 ② 森林を通じての歴史・文化の伝承 ③里山林の整備 ④森で学び、遊び、地域とふれあい、健康を維持すること ⑤その他前項目の目的達成に関すること ・森を伝える 川西の森の現状をあらゆる機会を通じて、市民の皆さんに伝えることを行います。この他所にはない魅力的な歴史と文化の森を知ってもらうことにより、より多くのサポーターの方々の参加を期待できると信じています。また、子供たちとの交流も積極的に行います。次世代を担う子供たちが森へ親しむ体験をすることは、必ず川西の森を守り続けてくれることと期待しています。
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2024年3月 今月の樹木 バッコヤナギ
菅さん提供
バッコヤナギ(跋扈柳 婆っこ柳 落葉高木 ヤナギ科)
花期3月 果期5月
寒さの残る3月の雨上がりのとある山道を通りかかった時のこと。道の上に白っぽい芋虫のようなものが幾つも落ちているのが目に留まりました。近づいてよくよく見ると芋虫に見えていたものは花粉を出して役目を終えた柳の花で、雨水を含んで重くなり落ちてきたようです。
柳といえばネコヤナギやシダレヤナギのような水辺に好んで生える柳を思い浮かべますが、山道で目にした柳は水辺からは遠く離れた日当たりのよい山の中腹で、その時もこんなところに柳があるのかと思いながら見上げると、高い木の梢に幾つかの花が残っていました。
柳の仲間は細く長い葉をもつものが多く、そこから柳葉包丁と言われる包丁もありますが、この木ではクヌギやクリの葉に似たやや幅のある葉をつけています。
帰宅後に図鑑などで調べてみると葉の形やずんぐりした花穂、樹皮に縦に入る幾筋もの割れ目模様などからバッコヤナギであることが分かりました。
バッコヤナギという変わった名前の由来は幾つかあるようですが、漢字表記では跋扈柳を充てたものが目につきます。跋扈すると言えばわがもの顔で振る舞いのさばることで、バッコヤナギがのさばりはびこっているという情報は寡聞にして耳にしたことがなく、バッコの音を単純に跋扈に充てただけのようにも思えます。
東北地方では生活の中で回りのものに親しみやかわいらしさを込めて表現するときに娘っこや嫁っこのように語尾に「っこ」をつける習慣があり、どじょっこやふなっこは歌にもなっています。柳の種子は熟すと綿毛に包まれた状態で風に乗って散布されますが、その綿毛がお婆さんの白髪に見えることから婆っこ柳と言われるようになったという説もあってこちらはなるほどなと思わされます。
綿毛の付いた柳の種子が風に乗って 漂うさまを俳句では柳絮(りゅうじょ)飛ぶと表現して春の季語になっています。
柳は雌雄異株で種子をつけるのは雌の木に限られますが、バッコヤナギに関しては跋扈本来の意味からは程遠く、小生の山歩きの行動範囲の中では雄の木一本を目にしただけで未だ雌の木には巡り合えておりません。薫風に舞うバッコヤギの柳絮をいつかは見てみたいものです。
2024年03月16日(土) 臨時 台場クヌギの森植樹
参加者 27名(会員13名、他14名)
能勢電妙見口駅9:00集合で、植樹地(台場クヌギの森)へ向かいます。その道中は里山講座で兵庫県立大学名誉教授の服部先生の講義(里山の成り立ちについて、照葉樹林の森を弥生時代から手入れをしながら落葉樹の森に育て里山の景観が保たれてきた。)いろいろな事を教えて頂きながらあっという間に植栽地へ着きました。
詳しくは「北摂里山文化保存会」のサイトをご覧下さい。
2024年03月03日(日) 例会
参加者 9名
今日の作業
私たちの収納倉庫は3個に分かれています。その中の本倉庫が雨漏りをしていますので、屋根に上がり補修をしましたが、屋根の鉄板そのものが腐食して穴が開いていますので、応急的に防水テープを張り一時しのぎをしていますが、鉄板を買ってやり直す予定です。
倉庫内の整理は、里山体験学習に使用する道具類や備品を使用目的に合わせて棚に入れ替えました。(小学生用の「里山体験学習」で使用するものは。里山センターに置く予定です。
以上3か所に収納しています。
山上に残っている物は、運搬車2台、薪割り機2台などの大物が残っています。他にオオムラサキの飼育ケージが残っていますが、これの設置場所が決まっていませんが出来たら場所を見つけて運びたいと思います。皆さんの協力をぜひお願い致します。
オオムラサキの看板と飼育ケージです。
入会申し込み
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菅さん提供 ヤマガシュウ(山何首烏 つる性木本 雌雄異株 サルトリイバラ科) ...







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