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2024年7月24日水曜日

令和6年7月 活動実績

令和6年(2024年)


7月 7日(日) 例会 参加者 10名
         能勢電所有の台場クヌギ群落の作業道設置の調査および今後の活動内容検討

7月21日(日) 例会 参加者 10名
           散策コースの説明個所&説明内容の再確認
         木工クラフト時の反省と作品サンプル作り
7月28日(日) 例会 (夏期休会)「熱中症警戒アラート」が発せられるなど危険な暑さ
          が続いており、屋外での作業が困難な状況となっていることから8月末ま
          での活動を休止します。

今月の樹木 2024年 7月 イヌエンジュ(犬槐 落葉高木 マメ科)

 菅さん提供

イヌエンジュ(犬槐 落葉高木 マメ科)                            

                                          花期56月 果期911

 真夏の暑い盛りでも山に入るとみずみずしい緑に囲まれて一服の涼感を味わうことができます。木々も花を咲かせるのは一休みとばかりに目に入ってくるのは滴るような緑一色です。

 緑滴ると言えば夏の山を形容する言葉で、俳句でも夏の季語として扱われています。そのような緑の中からつんつんと花の軸を伸ばして白い花を目一杯つけた樹木を目にすることがあります。樹木の名はマメ科のイヌエンジュ。花はいわゆる蝶形花と言われるもので蝶が翅を広げたようなマメ科特有の形をしています。この形には仕掛けがあって花の奥に雌しべと雄しべがあり、花の蜜を求めてハナバチなどの昆虫が花に止まって花の奥に頭を突っ込むと雌しべと雄しべが飛び出てきて昆虫のお腹に触れることにより花粉が付着したり、お腹に付いていた他の花の花粉で受粉ができるという仕組みです。

 植物名にイヌと付けば人の役に立たないとか見劣りするという意味が込められていますが、イヌエンジュも例外ではありません。エンジュは公園などに植栽されているものを見かけることがありますが古くに中国からもたらされたとされています。花は藤に似てイヌエンジュよりもはるかに観賞価値があり、また、蕾や果実は薬用とされていることでイヌエンジュよりも利用価値があるとされたのでしょう。

 エンジュが入ってくるまでは在来種であるイヌエンジュがエンジュと呼ばれていたとも言われていますので、イヌエンジュにとってはエンジュは目の敵ということになりますが、イヌエンジュが役に立たない樹木ということはありません。北海道ではエンジュと言えば今でもイヌエンジュのことでエンジュの名で木材が広く流通しており、この花のハチミツは超高級品だとか。

 崩壊地などで他の植物に先駆けていち早く発芽成長する先駆種の性質を持っていて、マメ科特有の根粒菌との共生によって大気中の窒素を固定して土壌を肥沃化し、多くの生物が生息できる豊かな環境を作り出すことにも貢献しています。

 春の銀白色の新葉も特筆に値する美しさです。


画像のアップは花の遠景、花のアップ、新葉、果実の順で掲載しています。   






2024年7月24日 例会

参加者 10名


 里山体験学習について今後の進め方について打ち合わせ会議を実施
1)散策コースと説明内容の統一化を図るために再確認を実施
2)木工クラフトは見本が傷んできたので、新たに見本づくりを実施
3)その他:川西市の里山三心木(クヌギ、エドヒガン、ナラガシワ)のうちのナラガシワが里山センターの下にあり、クズ・フジのツルに覆われ、下は笹に覆われており保全作業を実施する事になりました。

ナラガシワの状態(クズとフジのツルに巻き付かれ下は笹に覆われている。)

ツルもだいぶ太くなって登っている。

フェンスから出たナラカシワの葉を確認のため撮りました。

棚田の中にある石の灯篭

散策ルート



2024年7月8日月曜日

2024年7月7日(日) 例会 

 参加者 11名

 今日は下記表題について検討会議を実施して、実際の調査作業に入りました。


能勢電所有の台場クヌギ群落の作業道設置の調査および

今後の活動内容検討


 参加者にレジュメを配布して各項目について順に検討会を実施した。

検討会を踏まえて植樹地の現場を再確認のために調査グループと前回の「里山体験学習」の道具類点検収納の組に分かれて実施した。


大堂越えのハイキング道約20分程度登ると作業場につきます。ケーブル黒川駅跡の右横から大堂越えハイキングルートがあります。ここから登っていきます。


すぐに沢に突き当たり、沢を渡り向こう側に道がつながっています。


沢はこのような感じで清流が流れています。右側が登山道になります。

このようななだらかな坂道を登っていきますが、だんだんと渓谷が深くなっていきます。





最初の堰堤です。堰堤は土砂で埋まり、相当年数がたつのか樹木が茂っています。




二つ目の堰堤です文字か書かれている部分をアップしました。「奥大堂堰堤」と書かれています。


この絵堰堤も土砂で埋まり、そこに樹木が生えています。



「大堂第四堰堤」と表示されています。

沢が谷の深くを流れていましたが、最後の堰堤を超すと道の横を水が流れ道幅も狭くなりました。
もう少し行くと目的地です。


この沢を渡ると右手に「台場クヌギ群落」があります。

マンでフェンスで囲って一本一本植樹しています。30本植樹して残ったのは3本です。腰の原因は網の裾から鹿の口が入りかじられて、枯れてしまったそうです。
次回の植樹の時はその事を踏まえて、網の裾をしっかりと固めるようにしたマンディフェンスを購入して設置したいです。

真ん中に大きな台場クヌギがありましたので撮りましたが、ネーミングしたいですね。

川西市教育委員会の看板が立っています。







 

入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...