2024年
川西里山クラブの目指すもの 豊かな川西の森の再生を通じて「市民と森との共生」を目指します。 活動指針 ①森林などの自然環境の維持・保全 ② 森林を通じての歴史・文化の伝承 ③里山林の整備 ④森で学び、遊び、地域とふれあい、健康を維持すること ⑤その他前項目の目的達成に関すること ・森を伝える 川西の森の現状をあらゆる機会を通じて、市民の皆さんに伝えることを行います。この他所にはない魅力的な歴史と文化の森を知ってもらうことにより、より多くのサポーターの方々の参加を期待できると信じています。また、子供たちとの交流も積極的に行います。次世代を担う子供たちが森へ親しむ体験をすることは、必ず川西の森を守り続けてくれることと期待しています。
Translate
2024年10月29日火曜日
2024年10月 活動結果
今月の樹木 2024年10月
菅さん提供
スダジイ(すだ椎 常緑高木 ブナ科)
花期5~6月 果期10月
どんぐりのイメージとしては丸くてコロコロした形を思い浮かべますが、ブナ科の実を総称したものがどんぐりで、国内ではその種類は20種ほどにもなると言われていて、その中には丸くないクリやブナの実も含まれます。丸くてもトチノキの実は厳密にはどんぐりではないことになります。
大人でも小さい子供のときにどんぐりを拾い集めるた記憶のある人も多いと思いますが、子供が丸いコロコロしたものに興味を示すのは成長した証の現れだそうです。
スダジイはブナやクヌギなどの落葉樹とは異なり常緑です。ヒマラヤの南麓から東南アジア、中国を経て西日本に至る常緑広葉樹が優先する帯状の植物分布は照葉樹林帯と呼ばれ、国内ではスダジイは照葉樹林帯の主要構成樹種の一つになっていて、福島及び新潟以西まで見られるようです。
スダジイのどんぐりはクヌギ、アカガシ、マテバシイと同じく花が咲いた翌年の秋に実が成熟するいわゆる2年成で、殻斗の形はお椀型ではなく表側はごつごつしていてどんぐり全体を覆っています。どんぐりが成熟してくると次第にバナナの皮が剥けるように三裂してどんぐりが顔を出します。
余談ですが殻斗を多くの人は帽子と呼んでいます。どんぐりの殻斗と接する部分は一般にはへそ、または尻と呼ばれます。そこで殻斗の呼称を帽子ではなくパンツと呼んでほしいという人がいるようです。理屈から言えばそうですよね。
スダジイのどんぐりは渋みやアクが少なくクリと同じように生でも食べられ、乾煎り(からいり)すれば殻も剥き易く香ばしくなり、味はクリをあっさり目にした感じですが小さいのがたまにキズです。
縄文時代には主要食糧としてクリが栽培されていたことが遺跡の調査で明らかにされていますが、スダジイをはじめ同じように生食できるツブラジイ、マテバシイなども栽培されていたのではないかと想像が膨らみます。どんぐりを見ると拾いたくなるのは縄文人の血が連綿と受け継がれている証なのかもしれませんね。
初夏の陽気が感じられるころ、里山の緑の中に黄緑色のもこもことした景観が現れます。スダジイの多く枝分かれした先に細長い穂状に寄り集まった小さな雄花の集団がそのような形を造ります。雌花は雄花の穂状花序の上部の枝に付きますが小さくて目立ちません。
スダジイの実
2024年10月27日日曜日
2024年10月27日 例会
2024年10月22日火曜日
2024年10月21日 臨時 A・B地区の植樹地植生調査とウリハダカエデの鹿対策ネット比較調査
参加者 9名(会員5名、人博2名、阪神農林2名)
私たちは妙見の森で活動した結果下記の表左から右に黄色の丸で囲んだところに重点を置き里山整備に取り組んできました。(2006年~2023年)
その中でA・B地区の植樹地で各鹿柵ネット内各5ヶ所と鹿柵ネットの外各5ヶ所(合計20か所)
植生調査実施日(平成28年8月23日、平成29年8月24日、平成30年8月23日、令和3年8月24日に引き続き今回(最終回)令和6年10月21日の5回の調査となりました。)
2024年10月20日日曜日
2024年10月20日(日) 例会
参加者 8名
今日の作業
打ち合わせ
明日のウリハダカエデ調査(黒川倉庫9:30集合 分乗で山上のウリハダカエデ植樹地へ)
11月2日の黒川里山マルシェのウッドバーニングとマテバシイのストラップを実施
11月5日に牧小学校で行われる小学生向けの「里山体験学習」は、学校で実施されます。
今後の活動目標をどのように設定するか、皆で打ち合わせを行い検討することになりました。
本日の作業内容は、小学生用の木工クラフト材料の作成と周辺環境の清掃です。また、里山センターに預けてある道具類の回収も行います。
2024年10月13日日曜日
2024年10月12日(土) 臨時 川西市「環境フェスタ」参加
参加者 266名(会員 6名 一般参加者 260名(約))
今年も川西市「環境フェスタ」が実施されました。ボランティア団体聞く企業で23団体が参加です。
環境・自然を知るきっかけづくりに
会場(展示の様子)
2024年10月11日金曜日
2024年10月11日(金)臨時 小学生の「里山体験学習」
参加者 97名(会員10名、生徒81名、教師他6名)
小学生の里山体験学習を実施しました。午前中は黒川サポータクラブが担当して里山センター周辺を散策して、午後から私たちの担当で、里山センターの開館内で木工クラフトを実施します。
材料は里山で集めてきた自然の物(団栗、松毬、小枝、木の輪切りなど)を使って自由に作品作りをします。子供たちの作品にはいつも驚くような面白い作品が出来ます。私たちもそれを見るのが楽しみで応援しています。
2024年10月6日日曜日
2024年10月 6日(日) 例会
参加者 7名
川西市の環境フェスタや小学生の「里山体験学習」を控えウッドバーニング&木工クラフトの材料(木の輪切り、小枝等)が不足しており、道具を使って切り出しをして揃えました。
2024年10月3日木曜日
入会申し込み
2025年10月以降の予定表
2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名 里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会 参加者 7名 10月 19日(日)例会 黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時 里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...

-
参加者89名(会員9名、当クラブの参加者約80名) 昨年に引き続き今年も黒川にイベントに参加しました。 昨年は「石窯でピザ作りと自然工作」で一般参加者は50名でしたが、今年は80名と30名の参加者が増加しました。 今年は「ウッドバーニングとどんぐりのストラップ」で実施しま...
-
参加者 7名 8月は熱中症予防のため休会しましたが、9月からは通常通り開催されます。しかしこの暑さは9月になっても収まる様子はありません。 打ち合わせ 今後の予定として次の事項が挙げられた。 1)クヌギの植樹予定 口滝谷の予定地を4年間に亘植樹する。今日は初年度の予定地...
-
菅さん提供 トチノキ (栃の木 ムクロジ科 ) 花期 5 ~ 6 月 果期 9 ~ 10 月 ...