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2021年9月24日金曜日

今月の樹木 2021年9月 

 菅さん提供


キジョラン (鬼女蘭 常緑藤本 キョウチクトウ科) 

                         花期810月 果期11月                              

 蘭と言えば胡蝶蘭に代表される気高く高貴な印象のある花を思い浮かべますが、世の中には何とも恐ろしい名を持つ蘭があります。その名はキジョラン(鬼女蘭)。とは言っても蘭とは無縁の多年草扱いされることもある常緑のつる植物で、大きく成長すると木質化するため半低木とも言われていて、直径4mmほどの黄色味を帯びた白い花をつけます。花は小さいながらもかすかに芳香があるそうです。


 果実は花と比べると意外と大きく、14cm前後のマンゴーを思わせる袋果(袋状の果実)を付けます。熟すのは花が咲いた翌年の秋以降で、中には多くの種子が収まっていて、袋果が裂開するとタンポポの種子のように風に乗って飛んでいきます。一つの種子は1cmほどの大きさで、風を受ける(しゅ)(はつ)と呼ばれる長くて白い毛がたくさん付いていて、この白い毛が広がったようすを、白髪を振り乱した鬼女に見立てて鬼女蘭の名になったそうです。蘭は何を意味するのか由来等についてはよく分かりません。

 鬼女と言われても恐妻家には(うち)のカミさんのことかと思ったりもしますが、種髪を何かに例えるなら、生地で毎年執り行われ、子供のころから見慣れている神楽に登場する力持ちの神様で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸(あまのいわと)を押し開く手力雄命(たぢからおのみこと)を挙げないわけにはいきません。鬼と見紛う面相で舞い踊るその姿は、鬼女のイメージと重なるところもありますが、神様の方が有難みがあります。

 多くの人にとってはなじみのない植物と思われますが、千キロ以上も旅をすることで知られるアサギマダラの幼虫の食草として、愛蝶家の間では広く知られているようです。越冬する幼虫は完全な休眠状態ではなく、少しずつ葉を食べながら越冬するとか。
 あまり羽ばたかずゆったりと優雅に舞い、それでいてたくましいアサギマダラ。この美しい蝶に多くの植物が葉を落としている冬場にも食料を提供し、芳香のある花を咲かせるキジョランには鬼女ではなく貴女の名を充てたくなります。
 ところが、長距離飛行できるのは、食草が持つ毒を取り込んでいるために外敵に捕食されることが少ないことによるものとも言われていて、毒を持つとなると鬼女でもいいような気もします。
※手力雄命の写真はMORIMORI様のご好意によりPhoto Miyazaki 宮崎観光写真https://www.pmiyazaki.com)より拝借しました。







2021年9月20日月曜日

2021年09月19日(日) 例会

 参加者 11名

 昨日は台風接近で心配しましたが、中心は紀伊半島を通過してあまり影響を受けず一安心ですが、「出会いの妙桜」はやはり心配ですね。(「出会いの妙桜」の周辺の状況を視察&センサーカメラのデータ保存をすべきでしたが出来ませんでした。)

 今日は「出会いの妙桜」の土石流の発生防止工事や今後の作業を進めるための作業道の整備などの助成金の申請について、皆さんに説明をしましたがいろいろ苦言をお聞きして、最初から(原点に戻り)私達の作業に付いて考え直し、今後の作業範囲を見据えて行動するようになりました。(会員の皆さんへ助成金を申請して作業を実施するか否かを多数決で決済する事になりました。)

 会員の皆さんには、どんどん建設的なご意見をお待ちしていますのでご連絡をお待ちします。

 今日の作業は小学生の木工クラフトの為の枝木を集める。キャンプ場からの依頼のスエーデントーチ作成。新規作業地(作業道設置)の下見。その他に来他の裏庭へ回る道の補修(セメント)。薪割りの続き。

 新規作業地(A地区0.5㏊とB地区1.5㏊併せて2㏊の広さを3年かけて整備が必要です。初年度は0.2㏊でよい)



A地区の様子(風倒木等倒れてそのままです。作業地の中では平らで作業がしやすい。難点は尾根になり水の保湿状況により、整理後の植栽植物に配慮が必要。現在は枯松、コナラ、ソヨゴなどが育成している)


小学生の木工クラフト用に木の加工
幕割り作業
スエーデントーチ作成

危険木(枯れてそのまま立っている。枯れ枝がぶら下がっている)に注意して下さい。八消した場合は、取り除くように手を打っていきたいと思います。特に散策道に沿った入る箇所。

太い枯れ枝がぶら下がっています。

散策道の脇に枯れた桜が突っ立ています。

団栗小屋の娯楽室の後ろに枯松









2021年9月5日日曜日

2021年09月05日(日) 例会 

 参加者数 11名

今日の作業内容

①今日はエンジン関係の諸道具(チェンソー、草刈り機、薪割り機、運搬車等)のメンテナンス見直しをして、特に吸い込み口のエヤークリーナと作業後に残ったガスに処理を確実にするよう徹底しました。今回新規購入のチェンソー1台が入りました。

②C地区の下刈りと今一度今回助成金申請の内容を実際に現地で見て頂き説明しました。

③遅れている伐採木の引揚げ

④「里山体験学習」用の木工クラフトの見本作り(昨年はコロナの影響で全面的に中止で、見本など気に留めていませんでした、しかし今年は年度初めから実施に向けて動いていますが、1学期は全部中止。2学期も最初の方は中止で半ば以降に繰り越し、現在実施の予定です。よって、見本も以前に作ったのがどうも古く見えて一致んした方が良いかな?と思い皆で新作を募っています。)


草刈り機は特にエヤークリーナが劣化しており、取り替えました。他の機器類は、コンプレサーで吹きごみの除去をしてました。


薪割り機は2台ともエンジンオイルを交換して始動音のだいぶ良くなったようです。

新規購入しましたチェンソー(新ダイワ1040Dー400BP)

C地区の下草刈り今日で大方終わりました。


里山体験学習の木工クラフト見本の現在保管分です。是非皆さんのアイデアで良い見本を提示したいです。2学期最初の予定は10月22日が最初ですから今月中にお願いします。また、ドングリ拾いもあります。





 

2021年9月2日木曜日

2021年9月1日(水) 例会 現状調査

 参加者 10名

 今日はこれから実施する箇所を点検して回りまりました。

 C地区の下刈り。

 他に残っている薪割りと乾燥した薪の束にする作業です。



⑦の状況です。(風倒木や枯た樹木が・・・。これは何とかしないとと思いますが、ここに入る⑥作業道を付けないとなりません。)



 ⑤の強風で枝を裂かれたエドヒガン(2008年種を採り苗木を育て、2011年植樹)が2本あります。


④遊歩道にかかる枯松
③コナラの大木が込み合っている部分を間伐すると元気になり大きく育つと思われる。

①出会いの妙桜の土壌流出(応急的措置は昨年実施しましたが、根本的な対処がなされていないので石で水の流れを食い止めていますが、やはり蛇篭などで土砂を食い止める必要が有ります。

②イヌザクラの根元の土が流され根が剥き出しになり、鹿に齧られたようです。土を盛って土留めの柵が必要です。

釜野さんがネット内(C地区)の下刈りを頑張ってやって頂きました。




入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...