Translate

2022年3月28日月曜日

今月の樹木 2022年3月 ヤマヤナギ

菅さん提供


ヤマヤナギ (山柳 落葉低木 雌雄異株 ヤナギ科) 

                                花期3月 果期5

柳と言えば柳に風の言葉があるように水辺で風に枝がそよぐシダレヤナギをまず思い浮かべます。
もうひとつよく知られた柳にネコヤギがありますが、こちらは完全に水と密接な関係を持っていて、山間部の渓流や中流域の流れが速い川辺に生育する柳です。

 一方で水気の無いような山中でも生育している種類も幾つかあります。ヤマヤナギもその一つで、ヤマと名が付くのも、柳は水辺の樹木と言う概念があってのことと思われます。
 柳の仲間は国内に自生するものだけで30種以上はあると言われ、その中の17種が細長い葉のいわゆる柳葉で、残り13種ほどは楕円形または広楕円形の葉を付け、ヤマヤナギは後者の葉の形をしています。
 バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)やジャヤナギは樹高が10m以上にもなる大木になりますがヤマヤナギの樹高は3m前後の低木です。
 柳の多くは3月から4月初頭にかけて開花するものが多く、桜に先駆けて春を告げる樹木の一つですが、春を演出する生け花の素材として扱われることがあっても桜のような花見の対象となるような華やかな花ではありません。それでも万葉集には春の季節に柳の花を詠ったものが数種あるそうです。柳は雌雄異株でどの(しゅ)も雄花雌花共に地味な花ですが、万葉人の感性は現代人以上に豊かだったということでしょうか。
 花は小さい花が多数集まって動物のしっぽのような形になったいわゆる尾状花序と言われるもので、花弁が無いために目立たたないので地味に見えるわけですが、このような花の形状は風媒花に多く見られる特徴です。
 ところがほとんどの柳の花には蜜を出す腺体が雄しべや雌しべの基部にあって虫媒花だそうで、ずっと風媒花の花とばかりに思い込んでいました。
 棘がいくつも集まったような形の果実は熟するとその一つひとつが先端から裂開して綿毛を持った種子が飛び出します。この種子のことを柳絮(りゅうじょ)と言い、風に乗って舞うさまを柳絮舞う、あるいは柳絮飛ぶと表現して春の季語にもなっているようです。
 柳絮が風物詩になっているところはいくつかあるようで、上高地もその中の一つで果期の異なる数種類のヤナギが次々に綿毛を飛ばす光景が初夏から8月終わりごろまで続くそうです。
 シダレヤナギの柳に風は相手に逆らわず受け流してあしらうことを表現したものですが、どの柳も種を飛ばす時だけは風の恩恵にあずかっているようです。





2022年3月27日日曜日

2022年3月27日(日) 例会 

 参加者 11名

 今日は先に間伐して置いている木を利活用を図るために、早速ロープウインチの実習で引き揚げるまた別途作業道を通って運搬差で運ぶように二手で頑張りました。

 運び上げた木は即薪用に割って、乾燥小屋へ運び込んでいます。(乾燥した薪はタガに入れて結束しています。

 一方では今年度「住民参画型里山林整備事業」の最後の仕上げで看板を取り付けました。この看板を何処に設置するか悩みましたが、皆伐してクヌギを植樹した場所は見晴らしが良いので設置しましたが、足場悪いので気軽に散策して頂けるよう散策道を付ける事にしました。


 ケーブル山上駅です。待合室のイメージが変わりました。

 大きな台場クヌギの見本が展示されています。植物の標本やイーゼルスタンドに掲示されているのは私たちのクラブのパンフレットです。是非横に参加申込書も置いて欲しいですね。 


 ホダキの用済みを積み重ねて「虫の駅」を作っています。ネーミングが良いですね。

 左上の木の下を見て下さい。伐採して玉切りしたコナラです。これを前回習得したロープウインチで引き揚げます。


 こちらの方は既に作業道に運んでありますので、運搬車に乗せて運びます。しかし、コナラの生木はすごくおみいです。1.7mの丸太ですが、とてもとても1人では運搬車に積めません。

 こちらは伐採木の上の位置になります。ロープウインチで木を引き上げています。


 今回の助成金の看板を植樹地の前に建てました。看板自体はワードでデザインし業者に渡し印字して頂きました。後はコナラの枝を足にして看板を立てました。

 咲いている木は梅です。桜はまだ蕾ですね。下の方ではそろそろ咲きかけていますが妙見の森では、後1週間?程度かかりそうです。梅の奥にブルーのネットを被せているのは、エノキの苗木です。(5本植樹しています何になるのか楽しみにお待ちください。)

2022年3月21日月曜日

2022年3月20日(日) 例会 植樹(クヌギ50本)

 参加者 13名(会員12名 一般1名)

 昨日に続き連続作業です。1月、2月はケーブルが運休でした。体力的に山を登って作業となると段々体が付いていきません。ケーブルの運行が始まったので詰めて作業の開始です。

 昨日鹿防止ネットを張りましたので、今日はそこに苗木を50本用意して、土留め用と添え木を竹で用意しています。

植樹はクヌギが50本です。手前に土留め用に竹を割って2段積み重ね、後に苗木の支えをしています。 

全員植樹に懸命です。


 午後からは今回購入しましたロープウインチと運搬車です。


運搬車

ロープウインチは初めての操作になり雌ので、講習会を実際に倒した木を引き上げて頂きました。


2022年03月19日(土) 例会 鹿防御ネット張り

 参加者 8名(会員6名、一般2名)


 作業内容
 植樹予定地の整理が出来作業場に上る道もやっと完成しました。今日は鹿防御ネットを張り植樹の準備をします。

 今日のネット張りのために作業道も14日に完成しました。
 作業道はモリアオガエルの池の付近から
 急な斜面を削り取っていますので、段差が付いています。
右にテープの蒔いた木はアカガシで敢えて残しました。(団栗が成ります。)吉川神社はツブラジイ(コジイとも呼ばれる)。妙見山中間点はアカガシ。山上はブナ。と識別されますのでその印に敢えて残しました。
終点(入り口から30m)
鹿防止ネットはまず門扉から
ナットを張る棒は、打ち込み点が高いのでこのような道具で、打ち込みます。
このネットの周囲100mになります。この中に明日はクヌギを50本植樹予定です。
張り終えたネットをバックにハイ~ポーズ。
ここからの見晴らしは一番いいです。

大阪湾を越して和歌山が見えています。もっと右を見ると友ヶ島、淡路島?が見えるかも。


2022年3月9日水曜日

2022年3月6日(日) 臨時活動

参加者 10名

 作業内容
 植樹予定地の伐採木や風倒木で浮き上った根っこを搬出
 薪づくり(束ね、薪割り)
 エノキの植樹

 植樹予定地の中で枯れ松の大木を伐採してあり、その大木を搬出と風倒木で浮き根になっていた根っ子の処理(搬出)をしました。
上記の大木をそのまま引っ張りましたが重すぎて4分割で引っ張りでしました。
不倒木で根が浮き上がった株が2カ所あります。これも掘り上げて搬出です。
直引きで引きましたがびくともしません。動滑車を咬ませて動きました。
オオムラサキ飼育のため苗木を5本植樹しました。楽しみです。



入会申し込み

2025年10月以降の予定表

  2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名             里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会  参加者 7名 10月 19日(日)例会   黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時  里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...