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今月の樹木 (2026年 9月)

 菅さん提供


クズ(葛 つる性木本 マメ科)                                        

                          花期8~9月果期11~12月            

 クズの細いツルが樹木に絡まっている様子はいかにも草、一方年を経たものは地際から黒くごつごつした10cm以上もあろうかと思われる太い茎を伸ばし、その姿を見るともはや樹木。実際に図鑑や文献によってつる性多年生草本とされることもあれば、つる性木本とされることもあります。

 ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、オミナエシと並んで秋の七草の一つとして謳われるのがクズ。秋の七草は奈良時代の歌人である山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集で詠んだ2首の和歌が由来となっているという。

 春の七草は口にするもので、秋の七草は目で楽しむものと昔からよく言われていますが、山上憶良がこれらの花を取り上げて詠んだときの心境はどんなものだったでしょう。官僚として政治や行政に携わっていた当時、諸々の煩わしさから離れて秋の野に咲く花を季節の移ろいを感じながら慈しむように愛でたのではないでしょうか。

 そんな花の一つのクズが今では爆発的に繁茂して社会問題になっているとは、天上の山上憶良が知ったらさぞびっくりすることでしょう。

 かつて農耕で牛馬を飼育していた時代には刈り取って持ち帰り牛馬の飼料とされ、山ではツルを薪の結束に用いるなど、昭和の半ば頃までは田舎では普通に見られる光景でした。古くには茎の繊維から布を織って日常に使わていたようです。このように人間の管理下で活用されていましたが、現代になって利用価値が減り、放置されたことで厄介者へと変貌してしまいました。日本から北米に渡ったクズが、そのあまりの繁殖力の強さにグリーンスネイクと恐れられ、駆除の対象になっているそうです。

 繁茂するクズの問題とは、その旺盛な繁殖力で樹木などの他の植物に覆いかぶさり、日光を完全に遮断します。そのため他の植物は光合成ができずに枯死してしまい生物多様性が損なわれます。近年人里に出没する熊にとっては格好の隠れ家ともなっています。

 愛でる対象から忌み嫌われる存在となってしまった感のあるクズですが、高級和菓子に使われる葛粉はサツマイモなどから作られる葛粉とは別格扱いで本葛と呼ばれる高級品です。

 本葛は手間暇の産物で、地中深くにある直径が10cmほどもあるゴボウを太くしたような根を掘り起こし、砕いてから水に何度もさらして澱粉を取り出す作業は骨の折れる仕事です。

 本葛の有名産地は奈良県吉野地方で、そこの国栖(くず)の地名が葛粉や植物自体のクズになったと言われています。

 厄介者ではあるものの赤紫の花は観賞価値は十分で良い香りもします。葛饅頭の一つでも手にして秋の野に出てクズを愛でるのもまた一興かも。







2026年 9月27日(日) 例会

 参加者 6名

 雨は降っていませんが、いつ降り出すか気のもむ天気です。よって今日は倉庫前の作業場で、里山体験学習の用意を実施しました。

 特に木の輪切りは不足しており、200枚以上は切り出しました。

網の上にのせているのは乾燥させるためです。(陰干しで乾燥させます。)
 小物の整理(リリアンなど小分けに) 竹細工用の竹の切り出しとその竹を用途別に容易にできるように小さく切り出しています。


 

 

2026年9月20日(日) 例会

 参加者 9名


 今後の活動予定

 里山体験学習、環境体験学習

 10月 1日(木)多田 小78名 午前里山散策後サポーター会の依頼を受けて午後の木工を実施

                     実施については当クラブのサポータ会に出席者で実施。

  〃  2日(金)川西北小96名              〃

  〃 14日(水)牧の台小39名 牧の台小学校10:30集合 10:50~12:30 

                     (当日の担当ごとに試作品を作成) 

  〃 22日(木)明峰 小119名 里山センター 11:30集合 

 里山整備

  昨年に引き続kき「黒川くちたきの森」の整備地区A地区の残りとB地区を整備し植樹に向け今年度中に仕上げたい。C地区は翌年度にに計画しています。

 活動地の黒川くちたきの森で小学生の「里山体験学習」の材料を運んできました。

環境体験学習の試作品づくりで竹の花瓶を作っています。
10月1と2日の里山体験学習の材料の点検と不足分の木の輪を切り出しています。


2026年 9月 6日(日) 例会

 参加者 6名

  活動打ち合わせ

   助成金申請に関して(昨年に引き続き整備区画を上に拡張していきます。そのために必要な物品を洗い出す。)

 1)9月以降の臨時活動の予定についての話し合い

   10月14日(水)牧の台小学校(3年生)要望は竹細工

   10月22日(木)明峰小学校(児童数120名)2時間の予定で、木工と里山散策

 2)臨時活動の試作品づくりや木の輪切りの用意





2026年 8月活動実績

 2026年


8月 2日(日)例会 (熱中症予防のため休会)

8月16日(日)例会 (熱中症予防のため休会)

8月23日(日)例会 (熱中症予防のため休会)


今月の樹木 (2026年 8月)

 菅さん提供


サネカズラ(実葛 常緑つる性木本 マツブサ科)                                        花                  

                                                                         花期8月 果期11月                                      

 花が少なくなりがちなじりじりと照り付けるような日差しの下で、8月の庭を彩ってくれる代表的な花木と言えばサルスベリとムクゲでしょうか。サルスベリは樹冠いっぱいに花を咲かせ、ムクゲは大型の花をつけ、共に暑さなどものともしないたたずまいを見せてくれます。

 この時期、街中を離れて郊外にでると、緑一色の山、季語でいうところの「山滴る」情景に出会え、クサギ、カラスザンショウ、リョウブ、タラノキなどの花が見られます。小高木から高木の木々で緑の中でそれぞれ良く目立つ花をつけます。

 そんな中に他の木に絡みついて花を咲かせている葛があります。とは言っても花の直径は1.5㎝程度。その上に常緑の葉に隠れるように咲くので注意して見ないと分かりません。葛の名はサネカズラ、またの名はビナンカズラで漢字では美男葛。花の中が赤いのは雄花で雌花は緑をしています。

 この葛と美男とのかかわりはその昔、この樹皮を剥ぎ、細かくつぶして水に浸して出てくる強い粘り気のある液体を男達は、髪のほつれを整えたり髷(まげ)を結ったりしで髪を整え、男振りを上げることから、美男葛と呼ばれるようになったのだとか。この粘液は日本の伝統的な和紙作りの工程に使われる糊料としても使われた歴史があります。

 一方のサネカズラの由来は、実(果実)や種を古くから「サネ」と称し、秋になると粒々の小さな実が丸く集まった真っ赤で美しい果実を実らせるため、実が際立って目立つ蔓という意味から実葛(サネカズラ)と呼ぶようになったそうで、この呼称は万葉集にもあるとのこと。

 けだし、サネカズラを印象付けるのは花よりも果実の方でしょう。地球外生命体と思えるような形から子供のころは敬遠していましたが、生け花の花材に使われたりもします。生で食べても美味しくないそうですが、

果実酒にすると美味しく、滋養強壮効果も期待できるそうです。また、赤い色素成分には強い抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ美肌効果もあるそうで、その意味では美男葛と並んで美女葛と呼んでもいいような気もします。

(画像は、赤い雄花、緑の雌花、果実の順に並んでいます。)



2026年 7月 活動実績

 2026年



7月 5日(日)例会 黒川駅倉庫 9:00集合(雨天が予想されるため中止)

7月19日(日)例会 参加者 8名

7月25日(土)臨時 参加者 7名
           アステ6階10:30集合(川西市環境フェスタに参加)
7月26日(日)例会 (中止 前日の臨時活動と振替)


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