参加者 9名(会員」5名、県から4名)
2020年11月4日に山引き苗40本をシェルーター無し、まげわっぱテープ、まげわっぱネット、くわんたい、サプリガード、綿帽子ガードを各5本ずつ(30本)と残り10本は、各シェルターの残りなどを合わせて余分に植樹して植樹当初と2021年、2022年、2023年と4回目の実施です。
次年度も実施したいのですが、ケーブルの廃止により実施が難しいですが、何とか検討して次年度実施して、最終の祀芽としたいと思います。
今回の調査結果はまた後日掲載いたしますが、成績の良かったと思われるのは曲げわっぱネットでした。しかし、2ⅿ以上成長しても木そのものが細ければしなり被害を受けている模様です。木の基本部分がしっかりして、容易に曲がらない程度の太さにならないと被害は防げないと判断しました。
今までの経緯
1.目的
私たちの活動地では、シカの食害により植生がなくなり、土壌が流され裸地になっています。ウリハダカエデは、シカの食害に強いといわれており、活動地でもよく見られることから、山引きしたウリハダカエデを植栽しました(2019年11月6日)。
しかし、シカの密度や食欲はすさまじく、綿帽子型にネットをかぶせた以外は、すべて枯れてしまいました、パッチディフェンス内のウリハダカエデ苗を山引きし、いろんな防除方法ではウリハダカエデを植えてみることとします。
2.試験方法
1) 無処理 5本 比較するために、何も防除しないものです。
2)まげわっぱ青テープ巻きシェルター 5本
竹でつくったシェルターに青い荷造り用幅広テープをらせん状にまいたものです。青色は、
シカにとって青がよく見えて警戒する?ようにいわれています(赤色系は灰色にみえるらしい
です)。1セット約300円(竹材を購入した場合)。兵庫県農林水産技術センター尾﨑考案
3)まげわっぱ青色防風ネット巻きシェルター 5本
竹でつくったシェルターに幅1.5mくらい、高さ2mのネット(4mmメッシュ防風ネット)をまきま
す。1セット約400円(竹材を購入した場合)。兵庫県農林水産技術センター尾﨑考案
4)くわんたい 5本
グラスファイバーの1本支柱ネットタイプシェルター。九州で開発されたから「くわんたい」。
1セット約800円程度。高さ1.9m。
5)サプリガード 5本
がっしりしたプラスチックネット目のシェルター。奈良県の業者が開発。1セット約1,300円。
高さ2m。
6)防風ネット綿帽子ガード 5本。
サプリガードのポールに、ネットを帽子のようにかける。
まとめ
・ 1)無処理、2)まげわっぱ青色テープ巻きについては全部枯死してしまった。
・ 5)サプリガード6)綿帽子ガード(ネットをかぶせる関係で成長に添ってネットを持ち上げるように セットしたが頭を押さえられ先端が曲がってしまった。)
・ 3)まげわっぱネット巻、4)くわんたい(1本消失)については殆ど食害を免れた。
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