参加者 89名(会員9名、小学生75名,教師5名)
今年度最後の「里山体験学習」です。全部で6校実施しましたが、危ぶまれた雨にも当たらず全日程どうか晴れで消化出来ました。
スケジュールは散策と木工を実施します。散策は下記のルートを歩きます。台場クヌギ林から炭窯跡(明るい薪炭林を見て炭窯跡へ)。放置林(敢えて、ほんの一部を残して明るい森と暗い森の比較を見て頂いています。薪炭林の明るい森が放置されるとこのように植生遷移により常緑広葉樹樹林帯へ移行すると暗い森になり、生物多様性が保たれなくなる。)
そこから通常は谷の下へ降りてエドヒガンの群落で一番大きい「出会いの妙桜」に降りますが、スケジュールの関係でここに降りるのを止めて出発点のBBQテラスに戻りふれあい広場から桜谷の上の部分から私たちの基地(団栗小屋)を回って戻ってくるルートで約80分程度で計画しています。
木工の方の所要時間を散策の時間に合わせて同時進行します。
やってきました。荷物を置いて集合です。
開校式
散策組のスタートは、キガンピ(紙を作る材ミツマタ、コウゾウ、ガンピ(の中で葉が対で付いている)近くでは名塩で昔から製紙が盛んでガンピを材料にしていました。
歩くとホオノキの大きな葉落ちいます。ホオノキの「ホオ」はつつむ事「包」を意味して、大きな葉で食べ物を包むことに由来います。
常緑樹でソヨゴ(常緑樹であればどの葉でもできるのですが、ソヨゴが一番はっきりと表れるのでライターで葉をあぶり死環を作って見せます。
その他薪炭林の明るい森や放置すると暗い森になる。葉をちぎって揉むと柑橘系の匂いがして鹿が食べない(非嗜好植物)触って葉がふわりと柔らかいヤブムラサキ。等々五感を使って楽しめるよう散策をしています。
薪炭林の明るい森の中に炭窯跡があります。炭を焼くのに火の具合を見ながら空気の入る量を調整して1週間程度かかります。それでも山の中で炭を焼きます。なで山の中で夜も火の番をしながら炭を焼くのか考えてもらいます。
団栗小屋の前で、薪を乾燥して束ねた(約7㎏)とまだ乾燥しきっていない薪1束分(約12㎏)の目方を持って比較しているのかな?
木工は作品の見本を見てもらい各自イメージして作品作りに挑戦です。
木の実(団栗、松ぼっくりなどいろいろ)、木の輪切り、木の枝などが並んでいます。自由にとってもらい作品を作ります。
皆楽しそうに作品に取り組んでいます。
あっという間に時間が経ち閉会式も終わり、お見送りです。
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