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 2023年3月活動実績  

            

           萌芽

 3月 5日(日)臨時 参加者 9名(会員 9名)
        (A地区伐採木運び上げ、薪の玉切り、薪割り、オオムラサキ看板設置)
 3月19日(日)例会 参加者13名(会員13名)
        (シイタケ菌植菌、オオムラサキの幼虫を放つ、薪づくり、センサーカメラチェック)

 3月26日(日)例会 ケーブル9:00発臨時乗車  (雨天のため中止)
        (桜谷散策道整備、伐採木運び上げ)
 3月28日(火)臨時 参加者 5名(会員 5名)
 3月31日(金)臨時 参加者 5名(会員 5名)

2023年3月31日(金) 臨時作業

 参加者数 5名


 桜の開花で妙見ケーブルも大賑わいです。観光客が絶えません。私たちの臨時活動も「北摂里山博物館運営協議会」でのHPで、各里山の桜情報はそのクラブのBlogやHPでご覧下さいと案内されていますので、桜の情報を皆さんに知って頂こうと努めて掲載しております。

今日(3月31日)のケーブル下から見た状況です。


ケーブル横の桜(ソメイヨシノ)です。

右の桜(エドヒガン)はピンクの花で花だけで葉はありません。しかし左の桜(オオシマザクラ)葉と花(白い花)を同時に咲かせています。

これはイロハモミジの花が咲いています。すごく小さくて見ずらいですが、鈴なりにさいています。

ふれあい広場付近から桜谷を見下ろすと満開の状況です。私たちは活動があるので団栗小屋へ。

リフトの見える丘のです。ふれあい広場の前に小高くなって上にはアート作品「北斗七星入口駅」があるところです。

団栗小屋の庭ではドウダンツツジの蕾が膨らんで今にも咲きそうです。でも庭には鹿の糞が7か所に塊であります。(即取り除きが必要)



 作業中の写真は撮っておりません。
 伐採木の運搬、シイタケ菌の植菌、薪割り、薪の束ね、オオムラサキの幼虫確認。


2023年3月28日(火) 臨時作業

 参加者 5名


  急遽 臨時作業で頑張りました。待ったなしの臨時作業です。

 妙見の森の桜が咲き始めエドヒガンは、すでに満開。大島桜は先始め。山桜は蕾ふくらむ。の様子です。

 ケーブル下から上に向かってシャッターを切りました。ケーブルに添って、ケーブルの左側に並んでいる桜はソメイヨシノです(地元の方の話によると60年前に地元の方たちで植えたとお聞きして、かれこれ10年経ちますので70年前か?)。もう老木ですね(ソメイヨシノの寿命は60年程度と聞いています。)。その横にエドヒガンを添えるように植えています。エドヒガンは長寿で有名ですからこの後ソメイヨシノに変わって楽しませて頂けますね。
 右側の山の中腹に一段と紅色が濃い桜があります。この桜は服部先生が名付けられ「さくらくれない」と言います。このあたりのエドヒガンの中で、ピンク色が一段と濃く名付けられたものです。

 前の画像で少しわかりづらいかと思い拡大しましたが、あまり変わり映えがしません。

 桜谷を降りていくと大方エドヒガンで、満開を迎えています。次の日曜までこの状態が持つと良いのですが・・・。

 一番左が「出会いの妙桜」です足元を見て頂くと分かりますが、 前々年度に大雨で深く溝が掘れて、根っこを埋め戻しをして前年度は、雨水の勢いを抑えて流すように網柵をしています。他に小石を積んで堰を作ったりしておりますが、鹿の食害の影響で下草は食べられ、生えていいるのは鹿の不嗜好性植物のニシノモンジスゲ、イワヒメワラビ、マツカゼソウとなっています。何とか桜の根っこの露出は避けたいと頑張っています。

 咲くのが一番早いのは、エドヒガン&ソメイヨシノで花が咲いて後から葉が展開します。(エドヒガンの別名が「ウバヒガン」と言います。乳母(年を取って歯が無い)と言う事で花が咲いても葉を付けていないことを言っています。)
 次に咲くのが オオシマザクラ(大島桜)この桜は真っ白な花と新緑の葉が同時に展開します。
 (その葉は塩漬けにされて皆さんおなじみの桜餅を包みます。)
 一番遅く咲くのがヤマザクラ(山桜)で赤い新芽が展開してから花が咲きます。
 特別に遅いのがウワミズザクラですべての桜が咲き終わる5月頃に桜の花と思えない花(小さな花が集まって穂状に咲きます。試験管ブラシのような形です。)この桜と同じように咲くのがイヌザクラです「出会いの妙桜」の横にあります。
 このように妙見山ではいろいろな桜が楽しめます。

下記の写真は今現在のオオシマザクラの状態です。(咲き始めかな?)

山桜の今の状態です。(バックにエドヒガンが写っていますので見ずらいですが、新芽が展開して、つぼみも膨らんでいます。エドヒガン&ソメイヨシノに続いてオオシマザクラ最後に山桜と次々咲くでしょう。おまけとしてウワミズザクラ?(イヌザクラ)もありました。


 今日の臨時作業は皆さんが桜見に来られるので、少しでも歩きやすくするために遊歩道の補修作業です。

 この谷のエドヒガンは川西市の天然記念物として指定されています。今日は平日ですが、春休みの関係か、親子ずれで散策を兼ねて桜見で次から次と後を絶たない程度に繋がって来ています。

 その中を小石の取り除きや階段部分の修復(大した修復ではありませんが最近の雨の降り方は集中豪雨的な振り方で、弱い箇所があると崩れて大きな破損になりかねませんので、こまめに修復をしています。その他小石が散策道に落ちてきていますので、歩くのが邪魔になりうっかりと石の上を踏むと危ないので、取り除き作業をしました。

 左の山側から階段部分を水が流れ、階段の右側は土が流されています。小石を積んで山側の土をかぶせています。


 あと気に掛かるのがオオムラサキの幼虫です。3月19日に越冬中の幼虫を放ちましたが、他ではそろそろ木を這い上っているとの事です。私どもの幼虫はどうしているか気に掛かります。
 と言ってもまだまだ新芽は出ておりません。木に登っても食べる葉が出ておりませんのでどうすののか疑問ですがとにかく様子を確認しに行きました。
 私どもの幼虫は飼い主に似ておく手なのでしょうか?まだ下の葉の裏で冬眠中でした。






今月の樹木 2023年3月

菅さん提供


タムシバ (田虫葉 落葉高木 モクレン科) 

                       花期34月 果期10

暖かい日差しが心地よく感じられるようになる3月の半ばを過ぎてエドヒガンの蕾が膨らみ始めるころ、タムシバの固かった蕾も動き出してきて、山肌の南側の斜面では4月の声を待たずに白い花が見られるようになります。早春の青空を背景に10cmほどもある大きな花の姿を見るのは壮観です。

タムシバとよく比較される花にコブシの花があります。一目では区別がつかないほどよく似た花同士ですが、花の基部付近を見れば容易に判別がつきます。そこに小さい葉が一枚ついていればコブシ、無いのがタムシバです。どちらの花にも良い香りがあって、そのことからタムシバはニオイコブシ(匂辛夷)とも言われます。

タムシバの匂いの成分は枝葉にも含まれていて、ほのかな甘みが感じられてメントール味と表現されることもあります。メントールには殺菌、抗菌作用があることから、股間に罹患する “いんきんたむし”の治療にタムシバを使っていたことでタムシバの名になったのではと勝手な解釈をしていましたがそうではなく、「噛む柴」が転じてタムシバになったと言われています。昔は子供が飴代わりにしゃぶったり、大人でも清涼感で疲れを癒すのに仕事の合間に噛んでいたのかもしれません。

10月ころに熟す果実の初期は鱗が並んだような形でパイナップルに似ています。成熟してくると鱗状の一つひとつがこぶのように膨らんできてやがて破れ、そこから赤い種子が現れます。白く清楚な花からは想像できないちょっとグロテスクな果実の姿ですが、そのように捉えるのは人間の勝手だけで、タムシバやこれをごちそうとする動物にとってはあずかり知らぬことでしょうね。

木全体

花のアップ




2023年03月19日(日)例会

 参加者 13名

 昨日からケーブルの運転が再開されました。気温も一段と上昇し春本番の感じです。一番気になるのは、エドヒガン中以下です。

 例年より段々平均気温も画がってきており、桜の開花も早まってきております。今年の開花&満開は何時になるのか掲載記事のトップに桜の状況を表示したいと思います。

 今日(3月19日)の桜の状況

ケーブル下の駐車場のエドヒガン(開花宣言ですね)

山上のふれあい広場から「出会いの妙桜」に向かう中ごろのエドヒガン(蕾ふくらむ?ですね)

「出会いの妙桜」(これも同じく蕾ふくらむです。今週中に開花宣言かな?)
今週は天気が良くありません来週は一挙に開花して素晴らしい桜(エドヒガン)が見れるでしょう。

 
活動報告

 オオムラサキの幼虫をケージ内のエノキの根元に放ちました。
 越冬中の幼虫です。

 真ん中のエノキを中心に周りに6本のエノキがあります。ポリバケツの底の抜けたものを利用して、エノキの葉が飛ばないようにして、枯葉とともに幼虫を置きました。(周りの木には2頭ずつ真ん中の木は4頭を放っております。)これから幼虫は自力で登りエノキの葉を食べることになります。
 本格的には5月ぐらいになるでしょう。

 飼育ケージ(高さ4ⅿ×横4ⅿ×縦5ⅿ)に看板を付けています。

伐採木引き上げのため準備をしています。(チェンソー、ロープウインチ、など)

ロープウインチで引き上げています。(ロープを張ってそのロープに添って材の頭を持ち上げて引っ張るのであれば、途中に切り株た段差などで引っかかる事はないのですが、頭にカバーをかぶせるだけですから途中で止まることが多いです。)
 

前のの輪には伐採木を運び上げて転がっています。それを玉切り(35㎝)して、薪にします。

他に玉切りして端材が出ます。これも小割にして焚きつけように使って頂いています。

コナラの大木ですね径40㎝はあると思いますが、大型の薪割り機であれば真ん中から割っても余裕で割れます。

前回に榾木用に確保した90本です。これにプラス伐採して寝かせている分も加えて100本程度植菌をする予定です。

植菌が始まりました。(菌興菌N115(成形菌))

大方植菌が出来ましたが、菌が少し余っています。次回に材があれば追加して植菌の予定です。

 これはウリハダカエデをいろいろなマンディフェンスで囲って育成しています。どのマンディフェンスが費用が安く効果的に鹿の食害から守れるかテスト中です。(ウリハダケエデは鹿の不嗜好植物ですが、そのまま植えるとやはりだめですね(植物も忍耐性があって次々葉を出しますが鹿には負けます。よってどの程度のディフェンスで効果が発揮できるかのテストです。)
 またこの前にセンサーカメラを取り付けて自動録画を1っか月単位でメモリーを交換しています。そのメモリーも今日は交換しました。

真ん中の少しグリーンになっているところは、D地区の植樹地です。鹿の食害から逃れているのがよくわかります。


 今回し残した作業
 「出会いの妙桜」に降りる遊歩道の整備(小石が落ちてきて少し歩きずらいです。桜のシーズンですからがんがって、階段や石ころを取り除いて歩きやすくしましょう。)

 A地区の鹿ネット補修










2023年3月5日(日) 臨時活動

 参加者 9名

 能勢妙見山では3月第一日曜日は報恩大祈祷会(ほうおんだいきとうえ)で荒行をされていました。

(詳しくは下記をクリックして下さい)

報恩大祈祷会 | 日蓮宗霊場 能勢妙見山 (myoken.org)


 今日の作業

 伐採したコナラを引き上げて、榾木用と薪用に分けて玉切りして団栗小屋まで運ぶ。

 薪割り(団栗小屋の前に積んだ丸太を薪用に玉切りして薪割り)

 薪の束ね

 お蔭様で榾木の用意は90本以上は出来予定より多く菌打ちが出来ます。(植菌予定日3月26日(日))

 薪割り作業も順調に進み団栗小屋の丸太は大方薪にすることが出来ました。

春めいてきました団栗小舎からすぐ下のC地区植樹地の近くで、アセビが満開でした。


 アセビと言えば毒があるため鹿は食べないのですが、林床はほとんど鹿に食べつくされ、鹿防止ネットを張ってその中は鹿の食害から守るシェルターになっており、植生が守れれるとこのようなシェルーターを点在させて、この地区の植生を保護しようとA~E地区の5か所を作ってきました。
 下記の画像はD地区の植樹地ですが、色が少しちいている部分はネットを張ってい部分です。その外は全部鹿に食べられています。
 気になるのはこのような状態は、鹿の食害がどの程度に当たるかその比較だ出来ると良いとかねがね思っていました。


 兵庫県の鹿の被害(兵庫県森林動物研究センターの下層植生衰退度の基準が画像でありました。衰退度の度合いの画像です。これから見ると衰退度4に該当します。




 これからの活動は、妙見の森の自然植生をブロック的に守り植生の多様性を維持していきたい。(植生の多様性を守ることはこれらを食する昆虫などの生き物も守ることに繋がるものと信じています。)

 活動の様子
伐採木の引き上げ



団栗小舎の前の庭では伐採木を薪用に玉切りしています。


薪サイズに玉切りした丸太を薪割り機で割っています。

割った薪を運搬車で乾燥小屋へ

乾燥小屋はこのように積んで乾かせています。

前回の活動日にオオムラサキの看板を立てましたが、しっかりと立っているか確認をしました。大丈夫のようです。



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