2024年
川西里山クラブの目指すもの 豊かな川西の森の再生を通じて「市民と森との共生」を目指します。 活動指針 ①森林などの自然環境の維持・保全 ② 森林を通じての歴史・文化の伝承 ③里山林の整備 ④森で学び、遊び、地域とふれあい、健康を維持すること ⑤その他前項目の目的達成に関すること ・森を伝える 川西の森の現状をあらゆる機会を通じて、市民の皆さんに伝えることを行います。この他所にはない魅力的な歴史と文化の森を知ってもらうことにより、より多くのサポーターの方々の参加を期待できると信じています。また、子供たちとの交流も積極的に行います。次世代を担う子供たちが森へ親しむ体験をすることは、必ず川西の森を守り続けてくれることと期待しています。
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2024年12月27日金曜日
今月の樹木 2024年12月
菅さん提供
センダン(栴檀 落葉高木 センダン科)
花期5~6月 果期10~11月
秋も深まり木々も葉を落とす冬枯れの季節の里山のところどころでは、黄色っぽい鈴生りの実をつけたセンダンが目を引くようになります。この時期の木の実は鳥たちにとっては貴重なごちそうと思われますが、季節が巡って木々の若葉が萌え出るころになっても実をつけているのを見ることがあります。
実の大きさは長径が17 mmほどの楕円形で果肉は薄く中に硬い核があるため、これを食べる鳥は丸のみできるヒヨドリやムクドリ、ツグミといったやや大きめの鳥のようですが、果柄が長いために枝に留まって実を啄む鳥には食べにくそうです。鳥に種を運んでもらうには食べやすくした方がよさそうに思えますが、そこには一度にたくさんの実を食べてもらうよりも少しずつ食べてもらい、種をあちこちに拡散してもらおうというセンダンの戦略があるように思えます。実には毒があってこれも少ししか食べられないような効果があるのかもしれませんが、民間では生の実をすりつぶしてひび,あかぎれ,しもやけの外用薬として用いられたということです。
センダンの開花は初夏。花は薄い紫色の細い5弁花の直径2㎝ほどの大きさで、一つひとつの花は小さくても枝の先々いっぱいに咲くため、花期には木全体が薄紫色に見えます。
センダンの古名は「楝(おうち)」と言い、日本の伝統色の楝色は淡い紫色のことだそうです。花は、長い葉軸に小さい小葉が広い間隔で何枚も連なって付く葉姿と相まって爽やかな印象があり、清少納言が枕草子で「楝の花 いとをかし(趣がある)」と詠んだというのも分かるような気がします。
「栴檀は双葉より芳し」は、大成する人は幼い頃から優れていることを意味する諺ですが、ある園芸関係者から、センダンには香りが無く、正確には白檀(びゃくだん)のことだと教えてもらったことがありました。
高級材で知られるマホガニーもセンダン科で、センダンも良材としての評価は高いものの、広葉樹は一般に枝分かれして成長するため長い材が採れず用途が限られていましたが、成長が早いセンダンの特徴を活かしつつ真っすぐ育つ手法が近年開発され、いくつかの自治体が植栽を推進し始めているとのこと。香りはなくともセンダンは林業家にとっては実利にかなった樹木と言えそうです。
2024年12月21日土曜日
2024年12月15日(日) 例会
参加者 9名
今日は木工クラフトのサンプル作りで、「黒川里山センター」で実施しました。作品のサンプルも持ち込んで、それらを参考に取り組んで頂きました。
持ち込んだサンプルは(下記の画像)
トトロの森、スイス風の家屋、鳴子(木の板に竹の管や木片を付けて音が出るようにした道具の一種。カスターネットのように音を出す。)薄い板を周りを囲むように立て中にラムネの玉を転がし、板に当てて音を出す。(ガラガラ ベビーチャイムような音)。がりがりトンボ(プロペラがついている軸の棒をガリガリこすることで振動が起きプロペラが回る不思議な玩具。)
2024年12月2日月曜日
2024年12月01日(日) 例会
参加者 4名
今日は例会の連絡が上手く取れいなくて極わずかの参加者になりました。
一応集まりましたのでそのまま帰るのと思い、4名で例会として開催しました。
サンプル作りと次回のイベントの植樹地を確認する事で、林業遺産の台場クヌギ林まで上りました。
1)今後の取り組みとして木工クラフトのサンプル作りのアイデアですが下記のものが提示されました。
右は
親指で押さえた方の腕が上がりストップ、反対を抑えつゴー。と手尾上げます。
真ん中は
竹でおしぼり立てです。
左は
江戸時代のおもちゃでネズミが回るそうです。(次回の例会で実物を見て下さい。)
今日から12月冷え込んでいますので、何か暖をと思いロケットストーブに火を入れました。ロケットストーブを囲んでの会議?です。火の後始末が問題ですが、ドラム缶(焼き芋をしていた)の上の部分で蓋もありますのでこれに入れる事で火を焚きました。
2024年11月30日土曜日
2024年11月 活動実績
2024年
2024年11月28日木曜日
今月の樹木 2024年11月
提供 菅さん
コハウチワカエデ(小羽団扇楓 常緑高木 ムクロジ科)
花期5~6月 果期6~9月
秋も深まると紅葉の話題があちらこちらから聞こえてきます。もみじと言えばイロハモミジがまず頭に浮かんできます。紅葉の名勝地と言われるところで見られるものも多くはイロハモミジのようです。紅葉の代表選手のようなイロハモミジですが、ムクロジ科のカエデ属は日本には27種あるとされ、この数は世界的にみると群を抜く多さだそうです。朝日百科(朝日新聞社発行)によるとカエデ属は北半球の温帯に150種ほど知られ、北アメリカには10種、ヨーロッパには12種とされていますので、日本での数がいかに多いかが分かります。
日本の秋の山々は赤色が際立つのに対して、欧米ではゴールデンリーフと言われる黄色が主体だそうです。日本人の自然に対する感性の豊かさには楓の種類の多さも一役買っているようにも思えます。
27種の中には高地や沢沿いなどの局所的にしか見られないものもありますが、花の形や果実の付き方には樹種によって変化があり、また、独特な樹皮の色合いを持つものなど様々です。葉の形にもイロハモミジのような切れ込みがまったくなく、クヌギのような細長い葉を持つものやハート型をしたものもあってカエデの仲間とは思えないものも珍しくはありません。カナダの国旗の図案にもなっているサトウカエデに似た葉を付けるものも存在します。
コハウチワカエデは漢字では小羽団扇楓で読んで字のごとく小さい羽団扇楓で、主に中部以北に分布するハウチワカエデに似ているが葉や樹形がより小型のためコハウチワカエデと名づけられたものです。羽団扇は鳥の羽で作られた団扇で、天狗の絵には手に持つ姿がよく描かれます。イロハモミジの葉は切れ込みが深く、繊細でしゃきっとした印象を受けますが、コハウチワカエデ、ハウチワカエデは共に切れ込みは浅く丸みを帯びた優しい感じで羽団扇に例えるのがもっともふさわしいように思えます。
コハウチワカエデは秋が深まってくると全体が真っ赤に紅葉したものや黄色く黄葉したものも見られますが、条件によっては一本の木で赤、黄、紫、橙など色とりどりに色づき、その中には緑の残っているものもあり、さらにはそれらの色が一枚の葉の中でグラデーションとなって色づく光景を見ることがあり、その美しさは他の楓では味わえない美しさです。
27種の楓の名にはそれぞれの特徴が表わされています。この秋の紅葉のシーズンにはその名のいわれと、どんな色に色づくか紐解いてみてはいかがでしょう。
2024年11月24日日曜日
2024年11月24日(日) 例会
参加者 6名
今日は一段と冷え込みました。倉庫前にテーブルと丸太のベンチに座って打ち合わせをするのは、少し寒すぎました。
打ち合わせの内容
1)植樹について
クヌギをマンディフェンス(一本を筒状のネットで囲み植樹します。)この方法は私たちは、一番最初のエドヒガンで実施しました。
この地に前回能勢電さんで植樹した方法は、このマンデイフェスで、全部倒され植樹した苗木が全滅になりました。
出来たらパッチディフェンスで囲った方が良いとの意見もありますが、植樹地は台場クヌギの欠損した部分に捕植するとの事で、この台場クヌギ林全体を囲うとなると大変な費用になり、実施できないとの事で、マンディフェンスで実施します。
前回の能勢電さんのマンディフェンスは細長いもので、鹿の圧力に負けましたが、今回のディフェンスはの網は3.3ⅿあり直径にすると1ⅿ程度になるので鹿の圧力には負けない&エドヒガンで実証済みとなってますので、マンディフェンスで実施します。
オオムラサキの幼虫はエノキの葉を食べ、成虫はクヌギの樹液を飲みますので、この植樹の中にクヌギのみでなくエノキも2~3本入れる事のしました。
この植樹実施は市の広報に掲載して、一般募集を予定しています。
2)今後の活動予定
里山整備の基本活動は代わりませんが、里山整備ばかりでなく里山整備で出る木や竹「などの廃材を利用して、作品作りをしてはと意見があり、早速サンプル作りで、次回からそのその予定を組むことにしました。
12月15日里山センターでサンプル作り
1月19日里山センターで作品作り
3)納会の予定
12月22日(日)かごの屋(多田駅から歩いて3分)11:30 からする事になりました。
ケーブル下から山上を撮りました。右側はヒノキ林で青々していますが、ケーブル沿いの桜はすっかり葉を落としていました。
火の気のないところで打ち合わせはとにかく寒かった。
2024年11月17日日曜日
2024年11月17日(日)例会
参加者 7名
今日はダリア園のお手伝いがありますので、2名はダリア園の仕事が終わり次第参加して頂きました。
オオムラサキの飼育ケージについて、話し合いをしました。
現時点の状況
設置場所の確保(里山センターの周辺で確保出来ると目途が付きました。)
飼育ケージの移設(自力で山上から解体をして下ろし、また組み立てるのは非常に労力がかか
り、会員から無理という結果が出て、何とか助成金の対象にならない物か
3か所(北摂里山博物館連絡協議会、阪神農林、農林水産部治山課森づくり
普及班)に問い合わせましたが、フィットする助成事業が無く諦めざるを得な
い結果となりました。
今後の取り組(来年3月に大堂越えのハイキング道の途中にある林業遺産の台場クヌギ林に以
前能勢電さんが植樹したクヌギ30本が全滅しており、そこに来年3月に植樹しよ
うと予定していますが、その中にエノキを2~3本入れて植樹すれば、オオムラサ
キを呼び寄せる可能性がありますので、最終的にはオオムラサキの件はや山採
りのエノキの苗木を植える事で、オオムラサキを見守っていきたい。)
団栗を拾って次年度の木工フラフとの材料として保管しています。右は(ブルーの籠)にはお湯で加熱処理をして、虫や発芽を抑えた処理済み、左は今日処理をする団栗です。
2024年11月7日木曜日
2024年11月5日(火)臨時 小学生の「里山体験学習」
2024年11月2日土曜日
2024年11月02日 臨時 (黒川里山マルシェ 参加)
参加者 6名
今日は台風から変わった前線の影響で大雨の予想です。しかしこのイベント雨天決行ですから出かけました。
能勢電の駅ホームの放送で黒川里山マルシェの「ダリア園」の部分が12:00迄と放送がありましたが
里山センターでの実施部分については特に案内はありませんでした。
予定通り現地に到着すると皆さん開場に向かって準備中で予定通り開催されると判断しました。しかし、肝心の来場者があるのかと心配しましたが、この雨の中多くの来場者を迎える事になりました。
私たちの担当は「ウッドバーニングとどんぐりストラップ」です。
当日の宣伝用のポスター
入会申し込み
2025年10月以降の予定表
2025年 10月 3日(金)臨時 参加者 9名 里山体験学習(川西北小90名) 10月 5日(日)例会 参加者 7名 10月 19日(日)例会 黒川駅倉庫9:00集合 10月23日(木)臨時 里山体験学習(明峰小114名) 木工クラフト13:...

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参加者89名(会員9名、当クラブの参加者約80名) 昨年に引き続き今年も黒川にイベントに参加しました。 昨年は「石窯でピザ作りと自然工作」で一般参加者は50名でしたが、今年は80名と30名の参加者が増加しました。 今年は「ウッドバーニングとどんぐりのストラップ」で実施しま...
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参加者 7名 8月は熱中症予防のため休会しましたが、9月からは通常通り開催されます。しかしこの暑さは9月になっても収まる様子はありません。 打ち合わせ 今後の予定として次の事項が挙げられた。 1)クヌギの植樹予定 口滝谷の予定地を4年間に亘植樹する。今日は初年度の予定地...
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菅さん提供 トチノキ (栃の木 ムクロジ科 ) 花期 5 ~ 6 月 果期 9 ~ 10 月 ...