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2022年11月 活動結果


11月活動実績 
11月 6日(日)例会 参加者12名
11月 8日(火)臨時 参加者87名(会員11名、小学生71名、先生5名)(久代小 里山体験学習)
11月11日(金)臨時 参加者121名(会員9名、小学生107名、先生5名)(東谷小 環境体験学習)
11月15日(火)臨時 参加者127名(会員11名、小学生110名、先生他6名)(多田東小 里山体験学習)
11月19日(土)例会 参加者 7名(11月20日の例会を前倒しで実施)

11月22日(火)臨時 参加者85名(会員9名、小学生75名、先生5名)(牧の台小 里山体験学習)
11月27日(日)例会 参加者 7名

2022年11月27日(日)例会

 参加者 7名

 臨時作業(里山体験学習)が連続で実施して皆さん疲れたのか?今日の参加者は7名でした。

作用はいろいろありますが実施した作業は

1)オオムラサキの中のエノキの周りにアゼナミを設置してその中にエノキの落ち葉を入れました。

2)「里山体験学習」道具類持ち出したものをそのまま小屋に収納しましたのでそれの整理。

3)もらい受けたバンドソーの修理。(完全復活させました。試し切りもまずまず使えそうです。替え刃を探して購入します。)

4)運び込んだ丸太の玉切り&薪割り

5)小屋の周囲に雑木が散らばっており、整理して出すようにしました。

6)その他 桜谷の小石を積んで堰にしていますが、イノシシにやられていないか&ニシノモンジスゲの種をまき少しでも雨水の堰になればと蒔いて頂きました。

 年末も近いし団栗小屋周辺の整理(薪に出来なかった丸太)を焼却するよう整理しました。すっきりした感じですがまだまだありそうです。


黄色のテープ内へまとめています。

古きバンドソー(忘れられて放置された)を分解掃除をしました。モーターが回りましたので使えそうです。刃の交換は必要でしょう。


オオムラサキ飼育ケージのエノキにアゼナミを1.5ⅿの半径で巻いてそこに落ち葉を敷き詰めようとしましたが。90㎝の半径しか取れませんでした。(オオムラサキの幼虫は冬場冬眠に配置ます。エノキの木の下約1ⅿ以内の葉の裏で過ごします。真ん中に1か所取ると他は無理なので1か所にしました。)



今月の樹木 2022年11月

 菅さん提供

タラヨウ (多羅葉 常緑高木 モチノキ科) 

                             花期56月 果期1112

タラヨウとはどんな樹木でしょう。郵便局と縁のある木と言えば思い当たる人もいるかもしれ

ません。

暖地性の樹木で自然分布は静岡県以西と言われていますが、山歩きで見かけることはごく稀で

す。葉は肉厚で長さが15~20cmほどもあり、四季を通して青々とした照葉樹ですが、照葉

樹林の多くが人にとって有用なクヌギやコナラなどの落葉樹に取って代わられたことや開発など

で失われたことが他の照葉樹のシイなどと同様にタラヨウが少ない一因と思われます。

タラヨウは葉書と深い関係にあります。古く平安時代にタラヨウの葉に傷をつけて文字を書い

たことがはがきの語源と言われ、肉厚で手ごろな大きさがあり、しかも傷をつけるとその跡が見

る間に黒く変色するので、この木の葉は文字を書くにはうってつけだったというわけです。

黒くなるのは細胞内の酸化酵素が空気に触れて酸化することによるものだそうで、数十年経っ

ても読み取ることができるそうです。そのようなことで郵便局のシンボルツリーとしてはがきの

木とも呼ばれ、玄関わきなどに植栽されているのを目にすることがあります。

タラヨウの漢字は多羅葉と書き、この羅の字から羅漢像が思い浮かび、次に平家物語の冒頭の

一節に出てくる沙羅双樹と続き、何か仏教と関わりがあるのではとひらめいて調べました。分か

ったことは、古代インドではお釈迦様の教えをターラというヤシ科の葉に刻んで残したそうです。

ターラの木は多羅樹と書き表すので同じように葉に文字が書けることから多羅葉としたとか。

タラヨウは寺社に植えられている所もあるようです。その訳はインドで葉に経文を記したこと

とも関係はありそうですが、もうひとつ大きな理由として、葉を火であぶってできるリング状の

黒い環(死環)を占いに用いた歴史があるようです。

タラヨウはモチノキ科で、同科の特徴には雌雄異株で花が極めて小さいことが挙げられますが

タラヨウも例外ではありません。樹皮からトリモチが採れる点も同様で、実の付きっぷりも見事

で冬場にはよく目を引きます。

今でもタラヨウの葉に宛先を明記し、定型外の切手を貼れば実際に郵送することも可能だそう

ですが、平安人はこの葉に何を書き記したのでしょう。和歌や恋文だったのでしょうか。葉が手

に入れば平安人に思いを致して一筆したためてみるのも一興かも。

タラヨウの実

タラヨウ 雌花




2022年11月22日(火)臨時 里山体験学習(牧の台小学校)

 参加者 89名(会員9名、小学生75名,教師5名)

 今年度最後の「里山体験学習」です。全部で6校実施しましたが、危ぶまれた雨にも当たらず全日程どうか晴れで消化出来ました。

 スケジュールは散策と木工を実施します。散策は下記のルートを歩きます。台場クヌギ林から炭窯跡(明るい薪炭林を見て炭窯跡へ)。放置林(敢えて、ほんの一部を残して明るい森と暗い森の比較を見て頂いています。薪炭林の明るい森が放置されるとこのように植生遷移により常緑広葉樹樹林帯へ移行すると暗い森になり、生物多様性が保たれなくなる。)

 そこから通常は谷の下へ降りてエドヒガンの群落で一番大きい「出会いの妙桜」に降りますが、スケジュールの関係でここに降りるのを止めて出発点のBBQテラスに戻りふれあい広場から桜谷の上の部分から私たちの基地(団栗小屋)を回って戻ってくるルートで約80分程度で計画しています。

 木工の方の所要時間を散策の時間に合わせて同時進行します。


やってきました。荷物を置いて集合です。

開校式

 散策組のスタートは、キガンピ(紙を作る材ミツマタ、コウゾウ、ガンピ(の中で葉が対で付いている)近くでは名塩で昔から製紙が盛んでガンピを材料にしていました。
 歩くとホオノキの大きな葉落ちいます。ホオノキの「ホオ」はつつむ事「包」を意味して、大きな葉で食べ物を包むことに由来います。
 常緑樹でソヨゴ(常緑樹であればどの葉でもできるのですが、ソヨゴが一番はっきりと表れるのでライターで葉をあぶり死環を作って見せます。
 その他薪炭林の明るい森や放置すると暗い森になる。葉をちぎって揉むと柑橘系の匂いがして鹿が食べない(非嗜好植物)触って葉がふわりと柔らかいヤブムラサキ。等々五感を使って楽しめるよう散策をしています。

 薪炭林の明るい森の中に炭窯跡があります。炭を焼くのに火の具合を見ながら空気の入る量を調整して1週間程度かかります。それでも山の中で炭を焼きます。なで山の中で夜も火の番をしながら炭を焼くのか考えてもらいます。


団栗小屋の前で、薪を乾燥して束ねた(約7㎏)とまだ乾燥しきっていない薪1束分(約12㎏)の目方を持って比較しているのかな?



 木工は作品の見本を見てもらい各自イメージして作品作りに挑戦です。
 木の実(団栗、松ぼっくりなどいろいろ)、木の輪切り、木の枝などが並んでいます。自由にとってもらい作品を作ります。 

皆楽しそうに作品に取り組んでいます。





あっという間に時間が経ち閉会式も終わり、お見送りです。





2022年11月19日(土)例会

 参加者 7名

 今日の例会は明日開催ですが、明日は雨の予報が出ていますので急遽前倒しで19日(土)に変更しました。

 急がれる22日の小学生の「里山体験学習」の部材(木の輪切り)が不足している。納品予定の薪の束ね。がありますので変更して実施しました。

 臨時作業で運び込まれた伐採木です。今日はこの材にはてを付けません。


黄色のテープの枠内に廃棄処分の木材を集めます。外の階段下の竹や木の端材を運び階段下を整理しました。

薪の括りは104束。木の輪切りは22日予定分完了です。

階段下の薪の束ね分

今回束ねた薪104束(玄関横)

 他に桜谷の土砂流出で困っていますが、菅さんがニシノホンモンジスゲの種をまいて頂きました。

 桜谷は鹿の食外で地肌が見えて土の流出で困っていますが、この植物は鹿が食べず残っています。(鹿の不嗜好植物)これを利用して少しでも土の流出を止める事が出来ないかテストです。(ニシノホンモンジスゲは日本固有種で、東北地方から近畿、中四国まで本種の分布ががされているが、主に日本海側であるとされるが、紀伊半島の北部まで分布している。

桜谷の上部はイロハモミジが群生しています。紅葉の状況を撮りました。







2022年11月15日(火)臨時 (「里山体験学習」多田東小学校) 

 参加者 114名(会員11名、小学生107名、教師他6名)

 今日は3クラスで107名の生徒を受け入れました。散策と木工クラフトに分けて行動をしますが、1クラスを2班に分けて合計6班で行動します。午前中散策組3班は1班約18名になり、1班の編成が人数が多く2名で対応しました。残りの5名で木工をしなくてはなりません。(班編成を多くすると最初と最終班との時間差が問題ともなります。)


 開校式で里山をイメージして欲しいと生徒さんたちにまず里山はどんなところ?質問。いろいろな意見を聞き、今の私たちの生活と昔の人々の生活を比べ何が違ったかを知ってもらうため燃料の差で考えて頂きました。昔の人々は里山を有効に利用していたことを知ってもらうため。


 松かさを瓶の中に入れてあります。この開いた松かさをどのようにして瓶に入れたか聞きました。(湿気を与えると松かさが閉じて取り出せる)そうして帰るときにしぼんでいるかどうか、松かさを濡らしました。

各班ごとに散策組の出発です。

子供たちは説明を聞き熱心にメモをしていますね。

木工組は各班ごとに説明を聞き各自思い思いの作品を作ります。

作品の見本を見て思い思いの作品に挑戦です。材料は木の輪切り、団栗、小枝、松かさ、動眼やリリアンなどの紐。接着はグルーガン。切ったり、削ったり、穴をあけたりはしてあげます。

グルーガンで付くかなと思うぐらいの超大作?もあります。

修了式


 


2022年11月11日 臨時 (「環境体験学習」東谷小学校)

 参加者 121名(会員9名、小学生107名、教師5名)

 駅から歩いてケーブル駅に向かいます。すっかり秋も深まりススキの穂も朝日に輝き奇麗です。


散策組と木工組と判別に分かれてスタートです。
散策班に1班が集合しています。

木工組も早速作品作りに取り組んでいます。


昼食時はふれあい広場に引き上げて、先生の目が届くところでします。


 

 

2022年11月08日 臨時 (「里山体験学習」久代小学校)

 参加者 87名(会員11名、小学生71名、先生5名)

 お天気が続きます今日も絶好のお天気で、子供達も十分里山の1日を楽しんで頂けたと思います。

 71名を6班編成で、3班づつ午前と午後に分かれて、散策と木工クラフトに取り組んで頂きました。

 リュックなどの手荷物を置いたら全員集合です。散策組と木工組の班編成です。


早速散策組は出発しました。

散策のルート

木工組も作品作りに取り組んでいます。



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