川西里山クラブの目指すもの 豊かな川西の森の再生を通じて「市民と森との共生」を目指します。 活動指針 ①森林などの自然環境の維持・保全 ② 森林を通じての歴史・文化の伝承 ③里山林の整備 ④森で学び、遊び、地域とふれあい、健康を維持すること ⑤その他前項目の目的達成に関すること ・森を伝える 川西の森の現状をあらゆる機会を通じて、市民の皆さんに伝えることを行います。この他所にはない魅力的な歴史と文化の森を知ってもらうことにより、より多くのサポーターの方々の参加を期待できると信じています。また、子供たちとの交流も積極的に行います。次世代を担う子供たちが森へ親しむ体験をすることは、必ず川西の森を守り続けてくれることと期待しています。
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2022年11月27日(日)例会
参加者 7名
臨時作業(里山体験学習)が連続で実施して皆さん疲れたのか?今日の参加者は7名でした。
作用はいろいろありますが実施した作業は
1)オオムラサキの中のエノキの周りにアゼナミを設置してその中にエノキの落ち葉を入れました。
2)「里山体験学習」道具類持ち出したものをそのまま小屋に収納しましたのでそれの整理。
3)もらい受けたバンドソーの修理。(完全復活させました。試し切りもまずまず使えそうです。替え刃を探して購入します。)
4)運び込んだ丸太の玉切り&薪割り
5)小屋の周囲に雑木が散らばっており、整理して出すようにしました。
6)その他 桜谷の小石を積んで堰にしていますが、イノシシにやられていないか&ニシノモンジスゲの種をまき少しでも雨水の堰になればと蒔いて頂きました。
年末も近いし団栗小屋周辺の整理(薪に出来なかった丸太)を焼却するよう整理しました。すっきりした感じですがまだまだありそうです。
今月の樹木 2022年11月
菅さん提供
タラヨウ (多羅葉 常緑高木 モチノキ科)
花期5~6月 果期11~12月
タラヨウとはどんな樹木でしょう。郵便局と縁のある木と言えば思い当たる人もいるかもしれ
ません。
暖地性の樹木で自然分布は静岡県以西と言われていますが、山歩きで見かけることはごく稀で
す。葉は肉厚で長さが15~20cmほどもあり、四季を通して青々とした照葉樹ですが、照葉
樹林の多くが人にとって有用なクヌギやコナラなどの落葉樹に取って代わられたことや開発など
で失われたことが他の照葉樹のシイなどと同様にタラヨウが少ない一因と思われます。
タラヨウは葉書と深い関係にあります。古く平安時代にタラヨウの葉に傷をつけて文字を書い
たことがはがきの語源と言われ、肉厚で手ごろな大きさがあり、しかも傷をつけるとその跡が見
る間に黒く変色するので、この木の葉は文字を書くにはうってつけだったというわけです。
黒くなるのは細胞内の酸化酵素が空気に触れて酸化することによるものだそうで、数十年経っ
ても読み取ることができるそうです。そのようなことで郵便局のシンボルツリーとしてはがきの
木とも呼ばれ、玄関わきなどに植栽されているのを目にすることがあります。
タラヨウの漢字は多羅葉と書き、この羅の字から羅漢像が思い浮かび、次に平家物語の冒頭の
一節に出てくる沙羅双樹と続き、何か仏教と関わりがあるのではとひらめいて調べました。分か
ったことは、古代インドではお釈迦様の教えをターラというヤシ科の葉に刻んで残したそうです。
ターラの木は多羅樹と書き表すので同じように葉に文字が書けることから多羅葉としたとか。
タラヨウは寺社に植えられている所もあるようです。その訳はインドで葉に経文を記したこと
とも関係はありそうですが、もうひとつ大きな理由として、葉を火であぶってできるリング状の
黒い環(死環)を占いに用いた歴史があるようです。
タラヨウはモチノキ科で、同科の特徴には雌雄異株で花が極めて小さいことが挙げられますが
タラヨウも例外ではありません。樹皮からトリモチが採れる点も同様で、実の付きっぷりも見事
で冬場にはよく目を引きます。
今でもタラヨウの葉に宛先を明記し、定型外の切手を貼れば実際に郵送することも可能だそう
ですが、平安人はこの葉に何を書き記したのでしょう。和歌や恋文だったのでしょうか。葉が手
に入れば平安人に思いを致して一筆したためてみるのも一興かも。
タラヨウの実
タラヨウ 雌花
2022年11月22日(火)臨時 里山体験学習(牧の台小学校)
参加者 89名(会員9名、小学生75名,教師5名)
今年度最後の「里山体験学習」です。全部で6校実施しましたが、危ぶまれた雨にも当たらず全日程どうか晴れで消化出来ました。
スケジュールは散策と木工を実施します。散策は下記のルートを歩きます。台場クヌギ林から炭窯跡(明るい薪炭林を見て炭窯跡へ)。放置林(敢えて、ほんの一部を残して明るい森と暗い森の比較を見て頂いています。薪炭林の明るい森が放置されるとこのように植生遷移により常緑広葉樹樹林帯へ移行すると暗い森になり、生物多様性が保たれなくなる。)
そこから通常は谷の下へ降りてエドヒガンの群落で一番大きい「出会いの妙桜」に降りますが、スケジュールの関係でここに降りるのを止めて出発点のBBQテラスに戻りふれあい広場から桜谷の上の部分から私たちの基地(団栗小屋)を回って戻ってくるルートで約80分程度で計画しています。
木工の方の所要時間を散策の時間に合わせて同時進行します。
皆楽しそうに作品に取り組んでいます。
2022年11月19日(土)例会
参加者 7名
今日の例会は明日開催ですが、明日は雨の予報が出ていますので急遽前倒しで19日(土)に変更しました。
急がれる22日の小学生の「里山体験学習」の部材(木の輪切り)が不足している。納品予定の薪の束ね。がありますので変更して実施しました。
臨時作業で運び込まれた伐採木です。今日はこの材にはてを付けません。
2022年11月15日(火)臨時 (「里山体験学習」多田東小学校)
参加者 114名(会員11名、小学生107名、教師他6名)
今日は3クラスで107名の生徒を受け入れました。散策と木工クラフトに分けて行動をしますが、1クラスを2班に分けて合計6班で行動します。午前中散策組3班は1班約18名になり、1班の編成が人数が多く2名で対応しました。残りの5名で木工をしなくてはなりません。(班編成を多くすると最初と最終班との時間差が問題ともなります。)
開校式で里山をイメージして欲しいと生徒さんたちにまず里山はどんなところ?質問。いろいろな意見を聞き、今の私たちの生活と昔の人々の生活を比べ何が違ったかを知ってもらうため燃料の差で考えて頂きました。昔の人々は里山を有効に利用していたことを知ってもらうため。
2022年11月11日 臨時 (「環境体験学習」東谷小学校)
参加者 121名(会員9名、小学生107名、教師5名)
駅から歩いてケーブル駅に向かいます。すっかり秋も深まりススキの穂も朝日に輝き奇麗です。
2022年11月08日 臨時 (「里山体験学習」久代小学校)
参加者 87名(会員11名、小学生71名、先生5名)
お天気が続きます今日も絶好のお天気で、子供達も十分里山の1日を楽しんで頂けたと思います。
71名を6班編成で、3班づつ午前と午後に分かれて、散策と木工クラフトに取り組んで頂きました。
リュックなどの手荷物を置いたら全員集合です。散策組と木工組の班編成です。
入会申し込み
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