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今月の樹木 2024年9月

 菅さん提供

マタタビ(木天蓼 落葉つる性木本 マタタビ科)                            

                               花期6~7月 果期10月

 マタタビと言えばに猫マタタビということわざがすぐ頭に浮かぶ人も多いと思います。山野に自生するマタタビを目にしたことがない人でも、愛猫家ならペットショップなどで売られているマタタビ入りのキャットフードやおもちゃを手にされたことがあるのではないでしょうか。

 猫がマタタビに反応するのは含まれる成分が猫の脳の中枢神経を刺激することによるものだそうで、その成分は枝や葉、果実に含まれていて、中でも虫こぶ状になった虫癭果(ちゅうえいか)に多く含まれているそうです。

 果実は本来は柿の実を細長くしたような形ですが、花が開く間際に中心部の子房にタマバエの一種が卵を産み付けるとそれ以降は正常に成長できずにでこぼこした虫こぶになります。こぶ状になるのはマタタビの防御反応によるものか中の虫が作り出す物質の影響によるものかは門外漢には判断しかねますが、これを乾燥させたものを生薬の木天寥(もくてんりょう)と呼んで冷え性や神経痛・リューマチなどに効能があるとされています。

 生の果実はマタタビ酒に利用できます。冷え症・利尿・強心・神経痛・疲労回復に良いとされ、若干薬臭いですがその分効果が期待されます。こちらも正常果よりも虫癭果が効果が高いと言われています。

 マタタビの名前の由来は、疲れた旅人がマタタビの果実を食べたら元気が出て「また旅」をした、ということから名づけられたと言われていますが、強心や疲労回復効果があるとなれば名前の由来にも納得ですね。キウイの仲間ですが生食するには青いうちは辛みがあるので秋に黄色くなったものが良いですが、同科のサルナシには美味しさでは及びません。

 初夏に咲く花は梅の花に似ているためナツウメとも呼ばれます。この時期には白く変化した葉の方が何と言っても花よりも目立ちます。白化現象は訪花昆虫を呼び寄せるためという説がありますが、遠目でもよく目立ち、山に夏が来たことを知らせてくれます。










2024年 9月18日(水)臨時 「里山体験学習」多田小学校実施

 参加者 104名(会員9名、教師5名、児童85名、他5名)

 例年の予定では里山散策と木工クラフトで実施する予定ですが、「熱中症警戒アラート」が発表されると学校では屋外に出ない事になっており、散策も当然出来ない事になります。

 そのような関係で極力屋内で実施して、屋外に出るのは控えると言う事で当初予定は大幅に変更されました。 

 最終的に下記の通りの実施になりました。

   ①黒川の歴史・散策コースの説明(11:30~11:50)      

   ②木工クラフト(12:40~13:50)

   ③黒川地区の散策 (14:00~14:30) 

黒川の歴史・散策コースの説明(パソコンからTVモニターに映し出して説明)


昼食後木工クラフトに入る前に先生からの説明

出来上がった作品はテーブルの上に並べました。

時間が僅かしかないので、ごく近くを散策して回りますた。(日本一の里山の黒川地区は、クヌギを上手く利用して、このような形の台場クヌギが出来た成り立ちについていろいろ話の中で生物多様性など取り入れた内容を話した、)

山から下りてくる水を上手く利用して、棚田が出来ている事を見て実感してもれうように説明

最後に自分の作った作品を手に手に持って帰って頂いた。(子供たちが帰ってから各家庭で里山の話が出来るか楽しみですね。)

予定時間どうりバスがお迎えに。便乗して帰りの途に就いた。



2024年9月15日(日) 例会

 参加者 11名

 

 朝から雨模様で出足が揃いませんでしたが最終的には11名の参加になりました。

作用内容は。9月18日(水)の「里山体験学習」を控えて、里山散策の打ち合わせと木工クラフトの小物の用意をして準備したものを「里山センター」に運び込んだ。


リリアンなど小物の用意


木の輪切りの研き

ドングリの選別(団栗は今年の分はこれからの収穫で、今あるのは昨年度分です。勿論団栗は虫の入っていない物を湯通しして(発芽しないように)保管していますが、割れたりして使えない物を排除しています。)

木の輪切り(木の枝をスライド丸鋸で切ります。)しかし木の保管状況が悪かったので中にシミが出
ています。何とか使えるので輪切りにしました。


散策の打ち合わせ
 散策コース
 里山センター①~台場クヌギ②~ピザ窯③~小川(棚田の入り口)④~棚田⑤~シイタケ畑⑥
 同じルートで折り返す。(ゆっくり歩いて片道15分かかるので説明する時間は手短に判り易くして
 話す) 説明の内容は予め里山センターの中で、出発前に20分程度時間を割いて説明。(熱中症
 対策で戸外を歩く時間を短縮した。)
 散策は6班に分かれて実施。(担当者決定6名)






2024年9月6日(金) 臨時 

 参加者 2名

 倒木の松が道を塞いでおり、処分の為臨時活動となった。

 松は倒木は幹の乾燥状態から判断して、10年以上前に松枯れした古木で、何かのはずみで倒れた模様です。現在はケーブルもトロッコも動いておらず何事もなく済んで良かったです。山上で活動中の場合見つけ次第伐採していましたが、こんな松があったのですね。今後の為に枯れた樹木は早めに処分するよう気を付けるようにしないとなりません。

 松枯れは最近特に多いように見受けられます。

倒木の現場

倒木した状態(もしもここを偶然通りかかり松が倒れてきたら大変な事態になっていたかもしれません)

チェンソーで玉切りをして道の両脇に退けて、車両を通すように整理した。









2024年9月1日 例会

 参加者 12名

 打ち合わせ
 今後の臨時作業の説明と参加可能者聞き取り。
 令和2年度から実施してきたウリハダカエデのシェルター&成長記録を今年度(令和6年度)で最後の調査として実施を10月16日(水)雨天の場合10月18日(金)実施で参加者5名決定した。(阪神農林林業家と兵庫県森林技術センターとの共同事業)

実施作業
 「里山体験学習」為の木工クラフト用の木々の枝や団栗を整備した。

木の輪切り

ナラガシワの下刈りと蔓きり(鹿柵ネットが張られており中に入れなかったが、左側に出入り口を設けましたので容易に出入り可能になりました。)




 

活動実績

 令和6年(2024年)


   
8月 4日(日) 例会(夏の期間休会)「熱中症警戒アラート」が発せられ危険な暑と判断  
 8月18日(日) 例会(夏の期間休会)        〃
 8月25日(日) 例会(夏の期間休会)        〃
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今月の樹木 2024年8月

 菅さん 提供



ヤマウコギ(山五加木 落葉低木 ウコギ科)                            

                      花期5月 果期7~8月

 8月の山歩きで緑の葉の間にどんぐりで作ったコマを束ねたような面白い形の黒柴色の実をつけた樹木と出会いました。ウコギ科のヤマウコギです。

 ウコギ科の植物には草本木本を問わず山菜として利用されるものが多くあります。草本で代表的なものと言えばスーパーなどの野菜売り場でも見られるウドでしょうか。朝鮮ニンジンもウコギ科ですが、こちらは食材というより薬用として古くから利用されています。木本ではタラノキの新芽であるタラの芽は春を代表する食材として必ずと言っていいほど春先にはあちこちの店頭で見られます。山菜の王様と呼ばれるタラノキに対して山菜の女王と言われるコシアブラもウコギ科で、そのほかにはタカノツメやハリギリの新芽も山菜として利用されます。

 ウコギはウコギ科ウコギ属に分類される落葉低木の総称で新芽や若葉も山菜として食されますがウドやタラの芽ほどには一般的ではありません。ところが山形県の米沢辺りではお店の店頭に並ぶのはもちろんのこと、家屋の周囲に植えて垣根に仕立てられるほど庶民に親しまれているようです。                                                                                 

 ウコギの葉には抗酸化作用で知られるポリフェノールをはじめ、 各種ビタミン、ミネラルも豊富に含まれているそうで、調理法は和えものやおひたし、天ぷら、ウコギ飯のほかにウコギ茶も愛飲されているとか。

 米沢地方でこれほどまでに親しまれているのにはこの地方の時代背景があります。寒冷地で飢饉もたびたびあった山形県南部の米沢藩では時の藩主上杉鷹山公が救荒植物としてウコギの垣根を奨励したとされています。棘のあるウコギの垣根は防犯も兼ねてまさに一石二鳥というわけです。

 名君の誉れ高い上杉鷹山公の肝いりのウコギが今も人々に愛されていることを思えば、ウコギは「山菜の殿様」と呼んでもいいように思います。なお、垣根に用いられるウコギは古くに中国から伝来されたとされるヒメウコギでヤマウコギの近縁種です。

 ウコギの実を食べる話は聞きませんが果実酒には利用されるようです。黒柴色の実はいかにもポリフェノールたっぷりの色合いです。この夏は果実酒を仕込んで老化防止のある抗酸化作用のほどを試してみることにしましょうか。












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